ツーリング向き自転車ロングホールトラッカーで有名なSurlyが、同じく売っている自転車用キャリア、Surly Nice Rack Frontのレビュー
購入した理由
Tubusが自転車用キャリアとしてはガチでニッチな専門会社としてやってるだけあって人気
けど僕が利用していたフロントバッグ、オーストリッチF-702はフロントキャリアに載せなければいけない仕様なっている
デカくて重いフロントバッグなので、もしなかったら自重でお辞儀してタイヤに接触してしまうのね
Tubusは天板付きフロントキャリアとして、グランド エクスペディション フロントというのを今は売ってるのだけど昔はなかった
もしくは輸入代理店のPRインターナショナルが取り扱ってなかったか、とにかくTubus製の天板付きフロントキャリアはなかったんだよな
それでフロントにも荷台があるタイプのキャリアを探していて見つけたのが本製品
Surlyはロングホールトラッカーが有名な信頼性のある会社だし、リアキャリアはTubusだったので、フロントは違う会社のもので使い比べてみたら面白いんじゃないかと思ったのね
実際に使った感想
製品案内をを読んだらこう書かれてた
LONG HAUL TRUCKERツーリングフレームには丈夫で手頃な遠出にふさわしいラックこそが奢られるべきだと判断した私たちはフロント及びリア用のNICE RACKを設計しました。
マテリアルには剛性があり、アルミよりも修理しやすいという点からクロモリ鋼を選択(驚かれたでしょうか?)、どんな製品であれ過酷な使用環境下においての修理のしやすさを考慮すべきなのです。
極めてまれとはいえラックが壊れた場合、たとえ地球上の人里離れた場所であっても、あなたはTIG, MIGなどの溶接、ロウ付け、ハンダ付けをしてくれる誰かを見つけてともにラックを直すことになるでしょう・・・しかしアルミのラックではそういった貴重な経験は出来ません。
高さ調整の可能なフロントのラックはローライダー、ハイライダー兼用設計です。パニアバッグをローライダーポジションに取り付けた場合には安定した走行が可能となりますが、岩場や轍の出来たトレイルでは悩まされる事になるでしょう。
ラック上段のレールはこういった状況下でバッグを付け替える事の出来るスペースな訳です。この車輪上部の構造は同時に積載容量を増すことが出来、他にスペースがとれない場合、軽量な寝袋や小さなテントの装着にうってつけでしょう。
ラック自体はドロップアウトから165mm、ラック中程につけられたブレード状のダボによってフォークに直づけする形で、 LONG HAUL TRUCKERも含めて多くのツーリング向けフォークに採用されている標準的な取り付け位置です。
引用:NICE RACK | PRODUCTS | モトクロスインターナショナル (輸入代理店)
となんともツーリングについて考えられていて、自転車旅行者に訴えてくる説明文章になっている
溶接できることPRしてくるだなんてニッチだし、同社のロングホールトラッカーと絡めてくるのもニクいね
リアキャリアとして使ってるTubus Logo Classicと比べてデカイ、そして荷台が広い、ここらへんはアメリカっぽいかも
だから重量があるな?と思ってたのだけど、改めてスペックを見たら1.11kgもあった
Tubusのフロントキャリアと比べると、天板ありのGRAND EXPEDITION FRONTは780g、天板なしで人気のTaraは500gと倍以上も違いがある
ただ耐荷重量のスペックはナイスラックの方が勝ってて35kgも載せられる、Tubusはどちらも18kgまでが推奨、ただ実際はどうなのか不明
それに35kgもフロントキャリアに本当に載せたらハンドリングが悪くなって運転しづらいだろうからオーバースペックじゃないかなと思うが
頑丈さについては4年間使ってノートラブルなので、さすがクロモリというかサーリーというべきなのかしっかりとタフネスです
ちなみにライト台座にボトルケージを取り付けて僕の相棒のほっぽちゃん(人形)を置いてたことがある
それと反射シールを巻いて、念のため夜間視認してもらいやすようにしてる
まとめ
自転車旅行キャリアの定番というとTubusで高品質、高信頼な印象
しかし世界で売られていてみんな使ってるので「同じ自転車道具なのはつまらん」というへそ曲がりはこいつをチョイスしてみるのもいいかも
ロングホールトラッカーのSurlyが販売してるだけあって自転車旅行者のことを考えられたクロモリ製の頑丈なキャリアだ
他の選択肢としてはメイド・イン・ジャパンな日東(Nitto)のキャリアかな、あれは日本人くらいしか使ってなさそう(手に入らなそう)
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