ラオス人民民主共和国を自転車で走行した際のまとめメモ
走行記録
滞在期間:2017年7月16日~7月30日 計15日
走行ルート:カンボジア→カンボジア・ラオス国境~パクセ~サバナケット~ターケーク~ヴィエンチャン→タイ・ノーンカーイ
走行距離:11155km~12131km 計976km
パンク:なし
トラブル:なし
入出国について
ビザ
ノービザにて15日間の滞在が可能
周辺諸国とは違い東南アジアの中では出入国する回数について制限がない(ビザラン規制)国である
といっても、中国側国境とは何もなさそうだし、結局、周辺国が規制しているからビザランは難しいのだけどもラオスだけ特に何も対策を講じてない辺りにラオスの不人気ぶりがあるような気がしなくもない
ビザを取得すれば30日間の滞在が可能
周辺国に抜けるだけならノービザ15日でなんとかなる、縦断するつもりなら30日ビザが必要
ノービザ入国は可能だが出入国税が掛かることがある
カンボジアからラオスに入国する際は2ドル請求された
ラオスがしっかりと情報公開しておらずネットで調べても理由不明、現地にも2ドル請求する旨の張り紙がなかったし、公的なものというよりも、これもどうやら賄賂臭い
Googleマップの口コミを見ても2ドル徴収されるのが普通らしく、これをやっぱり賄賂だと書いている人も居る
少なくとも僕が通過した土日はサービス手数料としてビザ代が1ドル上乗せされるらしくその旨が張り紙あったのだが、これがビザフリーの日本人にも適用されうかも不明、されるのだとしても1ドル差額は何って話になる
出国時に通ったヴィエンチャン近くからタイ・ノーンカーイにあるタイ・ラオス友好橋も通行料が取られる
こっちは機械も整備されてちゃんと政府が発表している公的なものである
土日祝祭日はと早朝・夕方以降は特別手数料がかかってくるので、都合が合うなら平日昼間のほうが良い
入国
カンボジアからラオスに入国
相変わらずカンボジアイミグレーションでは賄賂を要求される
ラオス側でも何故か2ドル要求された
ラオスはタイ・ラオス友好橋では出入国税を徴収してくる国なのでよくわからないがイミグレーション内に2ドル請求する理由について張り紙がなかったので、こちらも怪しいように思える
国境付近には銀行・ATMがある規模の街がないので現金はしっかり用意した方がよい、僕はお金を使い切るよう計算してたのでえらい目に合った
両替所はカンボジア側で見かけた
ラオス・キープのお札が貼ってあったしラオス・キープ→米ドルorカンボジア・リエルへの両替にも対応しているかもしれない(けど念のためラオスからカンボジアに入国する際は余裕を持って米ドルを持参していった方が無難、クロン・スタング・トレンまでATMも宿もないのでそこまで辿り着けるように行動するのが無難、なお道も悪い)
ラオス側の免税店内にも売りなのか買いなのかよく分からないレートボードがレジのところに書いてあったので両替が出来るのか聞いたのだけど、理由は分からないが無理と言われたのでよく分からない、時間が遅かったからなのかなんなのか
出国
ラオス・ヴィエンチャン近くのタイ・ラオス友好橋からタイ・ノーンカーイへ出国
ラオス・キープは最貧国の通貨だけあってかなり弱いらしく、国外では基本的に両替出来ないっぽい
というか、日曜だったのもあるけどビエンチャンでタイバーツに両替するのもすんなり行かなかったんだけど
何故か銀行系の両替所でキープからの両替が断られた
ビエンチャンでなく国境のタイ・ラオス友好橋でも両替所は見かけたけどよく確認していない
銀行系と私設の2つがあったが、私設の方は日曜日だからか閉まっていた
銀行系は開いていたけど、上述するように何故か断られたので本当に出来るか分からない
タイ・ラオス友好橋を通行するには出入国税が必要になってくるので通る前に全部両替しないように注意
食事事情
食事に関してはあまり良い思い出がないな・・・
走っていて適当な食堂に入ると大抵、ライスヌードルの店のだった
不味くはないんだが、そんなしょっちゅう食べるほど好きでもないのに他に店もないので仕方なく食べていて相場は15000キープくらいで安くもないし
お米がある店を見つけたとしても基本的に、日本と違ってもち米、う~んやっぱり口に合わない、ただ腹持ちはすごく良かった
付け合せで出てくる肉や魚を焼いたものや、ウィンナーだったりだし・・・
他にも虫をやっぱり焼いた物を売っていた、店の人が家の庭で捕まえたんだぜ!とか言ってた気がする
なんというか、ラオス料理というのはイマイチだな・・・
またお冷も冷えてないことが店が結構あった、中国文化の影響なんだろうか
周りのタイ・中国・ベトナム・カンボジアって飯が美味いのに、なんとも山の国らしい、山岳料理っぽい豪快というかいい加減というか、そんな料理
これはもちろん地方の話で、街に行くと選択肢が増えるけども
というか、僕が通ったルートでの話だけど、この国で街と呼べるのがあったのはタイ国境付近だけ
そして、そこはベトナムとの通り道になってるのでベトナム語の看板や、欧米系の外国人旅行者が結構居て、そういう人らを狙った店も結構見かけた
水回り(トイレ・飲料水等)
洋式トイレが一般的だったかな
町中のトイレでは2000キープ払う必要がある有料トイレをよく見かけた気がする
道路沿いではガソリンスタンドがトイレを提供していたけど、みんなよく立ちションしている、というか大型バスが停まっていて集団しているのを見かけたときはなんか笑ってしまった
泊まった宿ではカンボジアでも一件もなかったお湯が出るシャワーが多かったかな
飲料水はカンボジアと一緒で食事やドリンクスタンドを利用した際に貰えたけど、一度だけ断られた
宿泊事情
ラオ語でまったく何書いてるか意味不明な国だが、カンボジアにつづいて英語でゲストハウスと書いてあるのをよく見かけた
けど、何故かラオスの宿って見た感じ、立派そうなところが多いんだよな
田舎町で一度、値段を聞いてみたけど1000000キープとやっぱり高かった
ラオスは最貧国の一つだけども、旅行者なんて外国人しかいないだろうから、強めの価格設定
その分、外国人が泊まっても不快にならないような設備になってるんだろう、たぶん
カンボジアは宿は安いけど、その分ボロさはあったからなぁ
ついでに言うと、ラオスのゲストハウスって村外れ、もしくはまったく離れてたりする不便な場所にあることが多かった気がする、
夜道は走りたくないし、これって自転車乗りにはとってかなり不便
そんなわけで素直に野宿してました
よくスコールよけの掘っ立て小屋があるし、人口密度も低いから野宿しやすい国だと思う
ただ、アリは多い、すごく多い、しかも噛んできてこれが結構痛い
自転車事情
ヴィエンチャンでは意外とよくロードバイクが走ってた
店は見かけなかったけど、どこかにあるんだろうな
サバナケットでは小さいけど、街の自転車屋から一歩進んだ感じの自転車屋はあったかな
道路・交通
交通ルール
右側通行
自転車での走りやすさ
カンボジアに続き、道路は片側一車線が普通なのだけど交通量は少なく、クラクションならずまったりと走ることが出来ます
インターネット事情
FreeWi-Fiが使える店はほとんどない
WIFIそのものがあまり普及してない印象、これはカンボジアと一緒
ガソリンについて
ガソリンスタンドをよく見かけた
値段は7000キープくらいだったかな?
なお、カンボジアと違ってこっちのガソリンスタンドはよく地面が舗装されている、そういう地味なところでカンボジアよりはラオスが栄えるのを感じる
気候
雨季でしょっちゅ雨が降っていた
雨の夕方はかなり肌寒くてフリースを着ることもあった
ベトナム・カンボジアと違って、一度雨が降ると長く続くことが多い印象
詳しくはこちら
観光・見どころ
ビエンチャン市内も観光したけど、正直あまり印象に残るものがない
多種多様な動物の群れ
カンボジアでも、ベトナムでも動物が道路で障害物と化していたがラオスは牛だけでなくヤギに水牛?豚も放し飼いにされてたりして、より自由な場所だな
お馴染みの牛障害
これにヤギが増える
水牛?も居る
たまに豚も見かける
日本脳炎は大丈夫なんだろうか
お国柄・人柄など印象に残ったこと
文化圏的にはタイの方なんだけど、人柄はベトナムと言うか、中国人っぽいところを感じたかなぁ
言葉・言語
ラオ語
サワディー→こんにちは タイ語とは微妙に発音が違うらしい
カオ→お米 もち米が主流
治安
悪いと感じたことはなかったかな、野宿してたけど被害もなかったし
街ではナイトマーケットがあったり夜でも人がである照史
田舎町はそうそうに店が閉まるので行く場所がない
宗教
仏教で道路で沿いに寺院をたびたび見かけました
ここもフランス統治時代がある国だけども、教会はないんだなぁ
覚えた言葉
ないなぁ
オタク文化
カンボジアに引き続き見かけない
同じく、貧しい国だし、そういった娯楽に使うお金の余裕やラオ語の普及度とかそういったのから
物価覚書一覧
ライスヌードル 10000~20000キープ
瓶ビール(大) 10000キープ
宿・ドミトリー 40000キープ~60000キープ
ペットボトル500ml? 4000キープ
ペットボトル 1.25L 8000キープ
ヴィエンチャンは食堂が高かった
まとめ
ひたすら何もない田舎道を走ってただけの印象のが残る国
山の国だし、山の上を走ってればまた違った印象を覚えたんだろうか
たまに出会う街も、街と言っても規模が小さい
首都ビエンチャンだって、規模としてはより貧しい街であるはずのカンボジア、プノンペンより華やかさで劣るし
そういう人の居なささがラオス・・・なんだろうかなぁ
メコン川沿いをひたすら北上したんだが、向こう側がいつのまにかタイ国内になっていて、たまに見えると奇妙な感じを覚えた
道中に会ったドイツ人のバイク旅行者はラオスでは洞窟や滝とかを周ってるらしい
そういう自然の美しさがラオスの本当の良さなのかもしれないけど、そういった場所は主要道路が外れれたところにあって、未舗装路があったりするっぽいので自転車で行くのは面倒だな
コメント