カンボジアからラオスへ、自転車で陸路国境越えしたときの記録です
カンボジア~ラオスの国境、Stung Treng Border Crossing Stationへの道
この日は国境近くの街、Krong Stung Trengから出発
朝起きたら、宿のそばの路上でマーケットが開かれてましたのでぶらぶら
これが最後のカンボジアじゃあ~!思いながら上手くリエルが使い切れるよう計算しながら朝食を買います
出発、メコン川を越えてしばらくは舗装路が続いてましたが・・・
だんだん、舗装路と未舗装路が道が降り混ざるようになり・・・
最後はほとんどオフロード!
小さな商店くらいはった気もしますが、食堂があるような村はまったくありません
結局、村と呼べるものがあったのは国境近くの分かれ道でした
なお食堂はありましたが、ゲストハウスはありませんでした
ところで村の手前にカンボジア王国軍の宿舎らしきものを見かけました
といっても、スコールよけの掘っ立て小屋をいくらか豪華にしたようなものだったと思う、国境ですからね
そこで、トランプで遊んでたり、ハンモックで寝てたりするカンボジア王国軍、軍人
私がプノンペンで見かけたときもやっぱりハンモックで寝てたんだけど、仕事してるんだろうか彼ら
カンボジア最後の昼食、財布の中に入っている最後の6000キープ
これで食べれるかと交渉して、計算通りに使い切りました
Stung Treng Border Crossing Stationに到着
もう少し走るとボーダーに到着です
ボーダーの前にもいくつか店が並んでいます
レストランや両替所、カンボジア国内の主要都市への交通チケットが売ってました
カンボジアを出国、ラオスに入国する
ここに来るまでの道路はへっぽこだったくせにイミグレーションは国の威信を掛けて立派ですね
この付近だけ舗装も頑張ってますし
中に入って出国審査官にパスポートを見せて手続きします
案の定、入国のとき同様に理由不明のドル、賄賂を要求されました
お金は持ってないと言い返したら、無言で出国スタンプを押しくれて無事に出国
ただ、パスポート返してもらうとき放り投げやがりましたけどね(笑)
トイレを借りたら有料でした
1000リエルか2000キープ、けど何故かベトナムドンがたくさん入れられてました、タイバーツもあったかな
さて、緩衝地帯を抜けてラオス側のイミグレーションへ
ちなみにこの緩衝地帯にある道路、カンボジア側の道路からそのまま続いてるのでカンボジア側が作ったんでしょう
舗装状態もラオス側のそれとはちょっと違う
ラオス、ラオス読んでますが、英語で書くとLAO P.D.Rなんですもんね
なんか変な感じ
ラオス側のイミグレーションも立派
各国の国の必要なビザ代一覧がずらーっと書かれてます
土日に早朝、夕方以降は追加でビザ手数料が掛かるみたいです
しかし、日本人はビザフリーなので関係なし!・・・と思ってたら
入国審査官にパスポート見せると2ドル要求される不思議
いやいやいや、聞いてないぞそんな話
イミグレーションを見て回りましたが、どこにも通行料として2ドル請求します!みたいなのは書かれてませんですし
これが公的にしっかりとやってるタイ・ラオス友好橋だとちゃんと、料金表作って張り紙してあるそうです
というか、ここにも外国人のビザ代一覧をちゃんと作ってあるけど、日本人はないじゃないですか、やだな~
GoogleMapの口コミを見ても追加で意味不明の2ドルを請求されることがあるみたいですね、まぁカンボジア側、ラオス側どっちの話なのか分かりませんけど
財布の中に残ってた、使いきれ無かったベトナムドンと人民元を見せて、これじゃだめ~?と聞いて見ても駄目な感じ
結局、しばらく中でヒソヒソ話してからスタンプをぽんと押してくれて無事に入国できました
まぁ、ここで返されても困るんですけど、無事に通過出来たってことはやっぱり賄賂だったんでしょうか、かなり怪しい
さて、ラオスを走る前に・・・
雨が降ってきたので避難がてら、免税店があったので寄り道してみます
ちょっと、ラオス~カンボジア間の免税店だとは思えないほど立派
外観だけでなく中も立派
クレジットカードだって使えます
商品は米ドルとタイバーツで料金が書かれてました・・・あれ?キープは?
一緒に入っていたコーヒーショップだけキープが使えました
さて走り始めましたが牛障害はあるものの、道路の方はカンボジアのそれと比べるとかなりしっかりしてます
カンボジアに取っちゃ、ラオスなんて自国と同じく工業生産力がない最貧国だし、さらにはそこまで道路に手が周ってないという実情もあるでしょうが、内陸国にして山国であるラオスにとっちゃ、山を超える必要がなく港があるカンボジアは重要な交易国だと考えてるんでしょうかね
なんとなく温度差を感じる道路でした
ミッション!ATMを探せ!
さて、さっきから何度も書いてますようにお金持ってないんですよ!
あれだけ立派な免税店だったのにATMはありませんでした
というわけでATMを探します
ろくに下調べもせずにきたので、国境に何か街があるだろう、なくても少し走ればどっかにあるだろう程度に思ってました
しかしそこは、さすがはカンボジアとラオスの国境、甘くなかった
とりあえず、宛が外れて国境付近には街がなかったので免税店の姉ちゃんに近くにATMがないか聞いてみたら10㎞ほど進んだ先にあるとのこと
というわけで、とりあえず出発します、しかし進めど進めど、見えるのは何もない農村地帯ばかり
それでも、そのうち見つかるだろうと僕は楽観していました
20km、30km・・・日がくれました・・・うん、何もないな!
ちょうど、バイク屋とその脇にスコールよけの掘っ立て小屋があったので、店の人と交渉してそこで寝ても良い許可をもらいました
ついでに、ATMがこの先にあるか聞いてみます、無いとのことで、主要道路から脇にそれた街を紹介されました
ただこの街、Muang Khongというんですけど、僕が居たところから直線距離では近いんですが川があるため橋を渡るとためぐるっと戻って迂回して片道15㎞近いんですよね~
面倒だったから、この先にATMはないのかともう一度確認するも、辞めとけ、そこにいけと力説している風味
結局、その日の夜は何も食べずに翌日、そこに行きました
ようやっと見つけたATMと銀行
やっと手に入ったラオス・キープ、よくわからないおっちゃんの顔が載っている
で、道を引き戻してからまた進みました、実際、その日その後はATMを見かけることはありませんでした
何十キロも延々と続く農村地帯です、あのまま突っ走ってたら力尽きてたことでしょう
ちなみに、免税店の姉ちゃん言ってたATMについてなんですが、これはNakasongという街のことだったのかもしれません
僕が行ったMuang Khongより手前、これまた主要道路を少し脇にそれたところにある街でここにもATMがあるらしいです
たしかにボーダーから15kmくらいのとこにあるようなので距離的にも一致してますし
けど、そんなところちゃんと説明してくれないとわかんないよなぁ・・・
もし、カンボジアからラオスに抜けてATMが必要な人は僕が行ったMuang KhongよりNakasongのほうが遠回りにならないので良いかと思います
というわけで、国境を越えるときはお金の入所方法についてはちゃんと考えた方がいいよ!というそんな当たり前の話でした
みなさんも、ここの国境を越えるときはATMが国境付近にはまったくないので気をつけて下さいね!
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