スプロケットリムーバー(スプロケット外し)を自作しました
工具なしでも自転車用チェーンを使えば簡単に代用可能なのでおすすめです
工具の自作方法を下記にまとめ説明します
自作スプロケットリムーバーの材料
自作スプロケットリムーバー制作に必要な材料は以下だけです
- 自転車用チェーン
- 強度のある細長いひも(針金やタイラップなど)
これだけです
自作スプロケットリムーバーの作り方
自作スプロケットリムーバーの完成図はこんな状態になります
自転車用チェーンの橋に針金を輪にして巻きつけただけです
自転車用チェーンは摩耗した古いものを再利用していますし、針金も以前から持っていたものなので工具代は実質無料みたいなものです
針金を写真では使ってますがタイラップでもいけました、頑丈な釣り糸などでも代用できるかもしれません、とにかく頑丈で細長い紐があれば大丈夫です
自作スプロケットリムーバーを使ったスプロケット外しの方法
▲自作スプロケットリムーバーの利用方法
自転車用チェーン部分をスプロケットに引っ掛けます
自転車用チェーンに取り付けた紐の部分を足で踏んづけて動かないように固定します
これでスプロケットリムーバーの機能である「スプロケットを固定する」が可能になります
あとはいつもどおりにスプロケットにロックリング工具(フリーホイールリムーバー)を噛ませてモンキーレンチで回して上げればスプロケットが外れます
正規品のスプロケット外しと比べても片手が道具で塞がらず両手がフリーになるのもおすすめなポイントです
スプロケット外しの「スプロケットを固定する」作業が足で出来てるので片手でモンキーレンチを持って回し、もう片手でホイールを回して、両手でスプロケットを外す作業できるので力が少なく楽で簡単に出来ます
ポイントとしては紐の強度が弱いと回すときに引っ張り力に負けて切れてしまうので注意してください
針金を写真では二重に僕が巻いてるのはそれが理由です
長さのある自転車用チェーンを持ってる人は、自転車チェーンの端を輪っかにしてタイラップで固定して、輪っかにしたチェーンの中へ足を入れて直接、踏みつけても良いです
工具なしで代用する自転車旅行者の知恵と技術と豆知識
自転車用チェーンでスプロケットリムーバの代用をする方法というのは自転車旅行者から聞いた技術で、一定数こうやってスプロケット外ししてる人が居るのかなと思います
自転車ツーリングではスプロケットリムーバーが必要になることなんてそうそうありません
けど後輪スポークが折れて修理しなければならない状況など、ときたま必要になることはあります
スプロケットリムーバーは使う頻度も使いみちも限られる割には重量のある道具で持ち歩きたくはありませんが、自転車用チェーンを外して代用する方法を知っていれば荷物の軽量化になります
非常時用のスプロケット外しの方法ではあるのですが、それを日常使いできる安く簡単で軽量なスプロケットリムーバーとして自作できないかなと考えて工夫してみたのが上の工具です
軽量で自転車ツーリングにもおすすめな自作工具
自作スプロケット外しの重量ですが計測したら27gだけでした
自転車用チェーンをそのまま流用する方が軽量化にはなるのですが、チェーンの取り外しと装着というのも面倒ですし、チェーンピン関係でのリスクも考えられます
この重さなら非常用に持ち歩いてもいいかなって思えるラインではないでしょうか
軽量なスプロケ外しというなら、本当はUNIOR(ユニオール) ポケットスポークレンチの方がよいのですがニッチなのもあってか在庫があまり流通してないんですよね(生産終了になりました?)
ロックリング工具(フリーホイールリムーバー)はともかく、モンキーレンチまで含めるとシステムで見るとそれなりの重量にはなります
ただモンキーレンチはペダル外しとか他にも使いみちがある工具ですし、自転車ツーリングとかでスプロケット外しを念の為持ち歩きたいが軽量したい場合に出来る対策と案としていかがでしょうか
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