この間、中国VISAを延長してきたので、そのとき調べた情報とビザ延長の手続きの記録をまとめて置こうと思います
中国VISAはなにかと情報が錯綜しがちな現状
「中国ビザは延長出来ない!いや出来るぞ!延長出来ないのはノービザだからだ!いやノービザでも出来るぞ!いや出来ないって」といった具合ですね、僕もかなり混乱しました
ちなみに、僕が延長手続きすることになった理由は、出国に使う予定だった台湾行きの船がまさかのドック入りでメンテナンス中だということに滞在中気づいたから、下調べが甘かったんですね、ガビーン
どうしたものかと思いましたが、ビザ有効期限の少し後から通常運転だったため、とりあえずビザ延長手続きを試してみようと思いまして、これはそんなときに調べたメモのまとめでございます
中国VISA延長についてのインターネット上の情報まとめ
ノービザでの延長は出来るか?
結論から言うとどうも可能なようです
ただし、インターネット上の情報を漁ると確かにノービザを理由に断られたとの記事を見つけることも出来ました
いろいろと調べましたが、後述するようにかなり対応がいい加減ようです
情報を総合的に判断しますに・・・
つまるところ、どうも申請する公安の場所とそのときの担当官によって対応が変わるようです
参考:●中国ビザ、雲南大理延長情報。要注意。2014年2月19日|中国雲南省大理古城滞在記パート?、中国ビザ延長(更新) – 我が家への長い旅路 by ○ーミン、【最新情報!】中国でのVISA延長に関して超重要な情報ゲットしてきたよ!! – TABIMARU.com、パスポート・ビザ申請・ビザ延長 – 中国バックパッカー観光旅行記
ビザ延長手続きのタイミング
滞在期限日まで時間がある状態で延長手続きをすると断られる場合があるそうです
断られるときに、具体的に残り○日じゃないと言われることもあるようですが、申請する場所によって対応がバラバラなようです
まだまだ残り日数があるのに申請できたという情報もあり、実際、僕も問題なく延長手続き出来ました
つまるところ、どうも申請する公安の場所とそのときの担当官によって対応が変わるようです
参考(手続きしてくらなかった人たちのブログ記事):中国ビザ延長について | 風日記FROM世界各地、中国3都市でのビザ延長: 地球人になりたいな?♪
延長手続きする場所
公安(警察)の出入境管理所というところで手続きが可能です
ある程度の大きい規模の街にならあるようです
僕が今回、申請した杭州では情報が全くありませんでしたがGoogleMapで検索を掛けた所出てきました
中国国内のことなので、もしかしたらBaiduMapで調べたほうが情報が正確かもしれませんね
見つからないときは、幸いにして中国は漢字圏なので宿のオーナーなどに筆談で頑張って聞き出してみるのも手かも
ビザ延長申請に必要なもの
- パスポート
- 顔写真
- 延長費用160元
- 宿泊証明証(臨時住宿登記表とも呼ぶことあるらしい、宿で発行して貰う)
- 旅行日程表(公安で貰える)
- 申請用紙(公安で貰える)
・パスポートのコピーが必要と書かれて自分で用意されてる方もいるようですが、僕の場合は出入境管理所でビザ&スタンプと個人情報のページを向こうでコピーしてくれました
・顔写真は僕のときは中国ビザ申請の際に作った写真をまだ持っていたのでそれを使いました
日本のパスポート規格とは違う、中国の独自規格な上に、意外と細かく指定され基準が厳しいです
僕が中国ビザを申請したときはNGを食らって取り直しをするはめになりました
https://dtman.info/post-10373/
僕と同じく、他に中国ビザ延長された方のブログを読んでも、自分でもって行った所、ダメ出しを食らってる方もいました
20?30元ほど払えば出入境管理所で顔写真を用意してくれるようで、自分のところでもしっかりと確認はしませんでしたけどその様子でした
自前で用意していったほうが安いかもしれませんが、出入境管理所で撮ってもらったほうが余計な出費がかからず安全かもしれません
・申請費用は160元です
稀に160元以上の値段で書かれている方もいましたが、数十元の差なので恐らく写真代込で値段を書かれたのだと思います
参考:[中国]西寧でビザ延長 | WORLD RUNNER ?世界一周旅日記?
古い情報ですが一人だけ、250元と高い値段を請求されている方がいました
公安の対応もかなりおざなりだったようですけど・・・賄賂代込じゃないですよね・・・?
参考:パスポート・ビザ申請・ビザ延長 – 中国バックパッカー観光旅行記
・宿泊証明証は泊まっている宿にお願いして発行してもらいます
ここで問題になってくるのは泊まってる宿が外国人の宿泊営業許可の認可を貰ってるかどうか
中国の法律では宿に外国人を泊めるのには認可が必要になっている
宿泊手続きをすると毎回、ウェブサイトを開いてパスポートを見ながら何か入力しているのでインターネットを使って届け出をしているのだろう
そして認可を受けてない外国人が泊まれない宿というのは、中国人向けの本当にボロくて安い宿らしい
というのが本当なのだろうが、そこは中国、いい加減なところがある
中国はご存知、インターネット規制があってBooking.comでもVPNを使わないと見れないときがある
だから、日本人が普通使うようなホテル予約サイトに登録されているようなところは、外国人の宿泊営業許可を取ってて当たり前に思えるのだが、そんなところでも稀に認可を取ってないモグリのところがあるらしい
参考:中国西域への旅 青海省 西寧(シンニン)でビザ更新 | 遊歩無辺 Trek Around The Globe
そんなわけで宿を予約、宿泊する前には宿泊証明証を発行できるか念のため確認したほうが吉
なお、申請中は公安にパスポートは預ける(ホールド)されることになるので宿の移動も出来なくなりますので注意
・旅行日程表と申請用紙は出入境管理所に置いてありますので、貰って記入するだけです
※宿の宿泊証明の代わりにレシートでも大丈夫との情報がありましたが、僕は駄目でした
※昔は滞在費用(1日100ドル)を証明する必要があったようですが、今は必要なくなったようです
参考:中国ビザの延長は成都で簡単に出来るってよ!|るろうに健さん〜世界編〜、中国3都市でのビザ延長: 地球人になりたいな?♪、中国・アモイでビザ延長する方法|Yearnings of the Wind ?ともこの世界放浪記?
申請にかかる時間
申請日から翌日(1日後)?10日後
と、申請場所によって受取までかかる時間にかかり差があります
翌日発行してくれるのは中国の人気観光地、成都近郊にある楽山というところで、しばしば旅行者が延長手続きのため訪れているようです
参考(申請した人たちのブログ):中国ビザ延長の手引き・楽山で驚く程簡単にビザをゲット! | KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY、中国3都市でのビザ延長: 地球人になりたいな?♪
逆にずばりその成都では延長手続きに10日間必要らしいです
参考:中国ビザの延長は成都で簡単に出来るってよ!|るろうに健さん〜世界編〜
つまるところ、どうも申請する公安の場所とそのときの担当官によって対応が変わるようです
パスポートはホールドされる
申請期間中、パスポートは公安に預ける必要があります
そのため、パスポートが必要になる行動が制限されることになります
具体的には宿を取れない、宿の移動が出来ない、バス、電車、飛行機などでの移動が出来ないといったところでしょうか
延長可能な日数
基本的に残りの滞在日数+30日間滞在日を延長してくれるようです
ただし、稀に何かしらの理由で30日間に成らない時があるようです
また、ビザ申請期間中も滞在日数を消費しています
つまり仮に30日延長されたとしても、ビザ延長手続きに10日間掛かったとしたら、実質的に自由に移動出来る時間は20日間のみなので注意して下さい
参考(30日延長できなかった人たちのブログ記事):[中国]西寧でビザ延長 | WORLD RUNNER ?世界一周旅日記?、パスポート・ビザ申請・ビザ延長 – 中国バックパッカー観光旅行記、チャリの旅(中国) : 山とチャリ?の旅
小まとめ
中国ビザ(外国人)の滞在延長手続きというのは、政府レベルでの決め事かと思うので、手続きは取り決めに乗っ取り厳重に行なわれなければならないかと思うのですが・・・
実際は申請場所の公安と担当官による運要素が絡んでくるようです、さすがだぜ中国!
中国ビザ延長を僕が実践してみた記録
上述しましたように、乗船する予定だった船が出てなかったのでとりあえずビザ延長手続きを手探りながら試してみることに
まずは宿から宿泊証明書を貰わねば!とオーナーに掛け合った所、何も問題なくすんなりと発行してくれた
ついでにノービザだけじゃなく、ビザ延長手続きそのものが年々厳しくなって来ているとも聞いたので大丈夫だろうかオーナーに確認してみた所
「悪いことをしてるのでもなければ、普通は延長してくれるよ」とのこと
出入境管理所へ・・・しかし
無事に宿泊証明書はゲット出来たので、お次はGoogleMapで場所を調べて出入境管理所に向かう
入り口が厳重に警戒されていておっかない感じだったが敷地内に入るまでもなく、写真右の建物が出入境管理所だった
しかし人気がない
というか誰もまったくいない
おかしいな?まさか祝日かなにか?と思った所張り紙があった
中国語は分からないが、どうも少し前に移転しましたよと書いてあるっぽい
近くの警備員にスマートフォンの地図を見せながら、身振り手振りでなんとか新しい出入境管理所の場所を教えてもらう、どうやら結構離れたところに移転したらしい・・・面倒くさいなぁ・・・
なお、移転に際して6日も営業停止していたらしい
ノービザだと15日しか居れないし、滞在可能期間がまだあると断られるともいうし、これ後回しにしてタイミングが悪ければうっかり不法滞在しまうんじゃないか
オーバーステイは1日500元(約7500円)とかなりお高めな価格設定ですし、やっぱり早め早めに手は打っといたほうがいいなと思った、中国だし
本物の出入境管理所
というわけで早速移動、大きいのは元より、新しい建物なのかさっきのより綺麗である
こちらも中に入るわけではなく、脇に杭州市公安局出入境接待大庁という入り口があった
中も3階まであり、とても綺麗
トイレなんか中国なのにトイレットペーパーが置いてあった
手続き開始
案内を見ると2階に外国人査証と書かれているので行ってみる
受付があったのでパスポートや宿泊証明書を見せたりして延長手続きしたい旨を伝える
どうやら伝わったみたいでパスポートを持っていって端末にかざしだした
そうしたら自分の名前やらビザナンバーやら、今泊まっている宿の名前までも書かれた紙が印刷されて出てきた・・・
怖え・・・宿に泊まるときパスポートだすと毎回パソコンに何か入力してるけども、こうやって中国政府にしっかりちゃんと監視されてるわけね・・・
どうもこの印刷された紙が申請用紙らしく、他にも紙を渡されて記入されてない部分を埋めていく
申請用紙には写真をはるスペースがあったので貼っておく
記入後にもう一度、受付に行って紙を渡すと今度は中国語と英語でPhotographと書かれた部屋を指差してるので移動して写真撮影をする
その際、お前写真持ってるか?と聞いてるっぽかったので、この間の中国ビザ申請で余った写真を見せる
たぶん、このときに無いと言えば有料で顔写真を作ってくれるんだろう
ただ、写真撮影そのものは結局した、多分、画像データとして残しておくためだと思う
その後、またまた、受付に行くと今度は受付番号とパスポートのコピーを取ったあとその紙を渡されてしばらく待つ
周りを見ると他にも見て分かる外国人がちらほら居た
番号を呼ばれて受付へ
パスポート、作成した申請用紙、貰ったパスポートのコピーを渡す
そうしたら旅行日程表が無いじゃん!という話になった、だって用紙貰ってないし、書けって受付で言われなかったもん
それで無地の紙を渡されてここで書けとのこと・・・えぇ・・・そんないきなり
特に自転車で旅行しているわけだから、予定通りに行くなんかその日の天気と道と気分しだいし、バカ正直に書いたら何か言われるかもしれないしな・・・
ということで、杭州→上海→深セン→香港→日本って移動するっていうのと、適当な滞在期間、目的は観光というのを書いてみて提出
そうしたら上海への移動がビザ受取前だぞ?とか言ってきたので修正しようとしたら、まぁいいかみたいな感じで受理された・・・いい加減だなぁ・・・
そんなこんなでパスポートを預けて、代わりに外国人査証証件受理回執と書かれた紙を貰った
他のブログを見るとどうもこれがパスポートを預けている間、パスポートの代わりになるとのことだが、僕は何も言われずに紙だけ渡された
本当なら宿の移動も出来るのかもしれないが不明
そして、紙にかかれている受取日時を見ると10日後(7営業日後)の日付が書かれていた・・・長いなぁ
パスポートと延長ビザ受取のため再び出入境管理所
パスポートと延長ビザを受け取るため、10日後(7営業日後)に再び出入境管理所へ
また2階の受付に行って待機番号を貰います
受取はそれ専用の窓口があるようですぐ順番が来ました
お金の支払いはこのとき160元払いました
ただ支払い時に何度も銀行カードを出せと言ってきまして、持ってないことを伝えるのに微妙に手間取りました
中国の銀行カードにはユニオンペイクレジットカード機能がついているのが普通らしいので、それで支払わせたかったのでしょう・・・
そんな一悶着はあったのですが、時間的にはそんなかからずにすぐ受取できました
なお、ビザには延長ではなく延期ビザと書かれてました、うん確かに僕の場合は延長したというよりは、伸びてしまった感じなので延期ですね
中国延期ビザは、普通の中国ビザとはまた少しデザインが違っていて(といってもどちらも書かれてるのは万里の長城なんだけど)、見ていると中国通に成れた気分がしてなんだかうれしいですね
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