ワイロ払わなかったから無料ってなんだよ!最初から無料なんだよ!
っていうセルフツッコミは置いといて、モクバイ(ベトナム)からバベット(カンボジア)へ陸路国境越えしたときの記録です
モクバイ到着
天気は快晴!
無事にモクバイに到着です
食堂やカフェ、商店がが何店舗かあるくらいの小さな町でした
僕が通ってきた中国との国境とのモンカイとは大違いです、どうでもいいですがモンカイとモクバイって名前が似てて紛らわしいですね
むしろ、国境の街としての機能はもう少し10kmほど東の街が担っているように感じました
ちょっと脇道に入ったところに商店があったので何か買おうかと入ってみたのですが「イミグレはこっちじゃないぞ!向こうだ!」と何人声をかけてくれました
国境少し前の見張所
基本的にスピードを落とさないバイクがみんな、ここの前でだけは一度降りて少しだけ歩いています
僕は面倒くさいから知らないふりして走ったけども、何も言われなかったが・・・
これがモンカイ(ベトナム)側のイミグレーション
車両は両端から、歩行者・自転車は中央の建物内を通って行くようです
車椅子も通れるようなしっかりとしたスロープも付いてました
どうすればいいか分からずに立ち止まってたら両替商のおばちゃんが教えてくれました
その後、当然「ドルに両替するよ!」と商談に入りましたが、たくましいです
出国手続き開始
中に入ると、いきなり喫茶店があります
X線検査機と金属探知機がありましたけど職員の人が居なかったため、そのまま通さずに突っ込んだんですけど何も言われませんでした
これは入国したときも同じでしたね・・・
中国側は二回も荷物検査したのに、ベトナムでは一回もしなかった・・・
いい加減だなぁ・・・
出国手続き待ちですが、ちょうど僕と同じ自転車旅行者もレーンに並んでました
レーンは「VIP」「Tourist」それとフランス語?で書かれたの3つありましたが、Touristが閉まっていて2つしか空いてませんでした
VIPじゃないよなと思って、フランス語?の方に並びましたがどれに並んでも良いようでした
ワイロを請求されるも突っぱねる
並び始めるといきなり職員らしき男が話しかけてきました、上下濃紺の服装をしていて、なんだか清掃員のおじちゃんっぽいなと思いました
そしてスタンプ代として5ドル出せと言ってきますので、僕は答えました
僕「5ドルってなんだ!なんで払わないといけないんだ?」
男「スタンプ!スタンプ!」
僕「大使館で確認したけど国境でお金を払う必要はないって言ってたぞ!何で払わないといけないんだ!」
といった具合の話を下手な英語で必死に伝えようとまくし立てました
本当に伝わっていたかどうかは分かりません、というかたぶん下手すぎて伝わってません
けど、僕の払わないからな!絶対払わないからな!みたいな意志は伝わったのか、存外すんなりと引いていきました
そして、イミグレーションの出入り口の方に向かっていって僕がいる間はもう見かけることはありませんでした
なお、周りにもベトナム・カンボジア人らしき人、それ以外の国らしき人もいましたけど特に何をするでもなく列に並んでるだけでした
やっぱり日常的なことなんでしょうかね・・・もうちょっと何かリアクションして欲しいなぁ・・・
前々から賄賂の話は聞くし、GoogleMapの口コミにも賄賂の件について書かれてたりしてますし話は政府機関の方にも言ってると思うんですが、まぁ改善する気がないでしょうね?
ベトナムって警察組織も腐敗してるらしいし
それでスタンプは無事に貰えたの?
まったく何も問題もなく貰えました、普通に手続きしてくれました
先に書いたように僕と揉めたあとワイロを求めてきた職員も出入り口の方に向かっていきました、スタンプを押す入出手続きを押す職員とは逆方向です
別段、連絡を取り、結託して何かしている様子はなかったです
まぁ、レーンに並んでる最中、すぐ近くで騒いでいたのでこちらのことには気づいていたかもしれませんが・・・
ビザ最終日だったので、もし本当に貰えなかったら危なかったです
そうなってたら、きっと日本大使館に電話をかけて事情を話、助けを求めてたことでしょう、道理が通ってないのは向こうなわけですし
無事に出国手続き完了
出国手続きを終えるとすぐ免税店があります
せっかくなので入ってみます
まだベトナムのイミグレーション施設内なのに料金がカンボジアでよく使われてるドル表示になっています
しかも、免税店といいながらベトナム・カンボジアの物価から考えると間違いなく高い値段設定です
韓国のお酒とか売ってました、免税店で普通のものを安く売って欲しいんですけど・・・
たとえば自国産のものとか・・・きっと安いものしかないだろうし・・・
ベトナムのイミグレーションは出国側もスロープがあって自転車と車椅子に優しいです
何か塔が立ってました
緩衝地帯に入ります
野原が広がってます
カンボジア側まで大した距離じゃないと思うんですがバイタクらしき運ちゃんとトゥクトゥクがそこらに居ました
仲が悪いベトナムとカンボジアの碑
ついでに背景に見えるようトラックもそこらに路駐してます、この緩衝地帯、それでいいのか?
カンボジア側イミグレーションへ
なんとなく東南アジアらしさが増してきたというか、中国文化圏から抜け出したなぁ?みたいな建物が立ってます
なんか遠くまで来たんだなって気がしてきますね
道祖神も中国っぽいものから、インドっぽいものなりました
クメール文字さっぱり読めない、文字を文字として認識できない
カンボジア側でまたまた賄賂を請求される
カンボジア側イミグレーションに近づくと職員が近づいて来ます
そしてパスポート見せろと言ってきますので手渡します
カンボジアのバベット国境では陸路ですがアライバルビザを発給しているのでそれの確認でしょう
ですが、ここでビザを取ろうとすると賄賂と請求されると聞いていたのでベトナムのホーチミンシティにある大使館で事前に取ってきました
料金は大使館でとっても国境でアライバルビザをとっても同じ30ドルなので、本当なら国境でアライバルビザを取った方が楽なんですけどね
で、僕は既にカンボジアビザを持っていたわけなのですけど、やっぱりというかそれでも賄賂を請求されました
アライバルビザ発給所です、写真を取ったら怒られました
賄賂を要求してくるのはアライバルビザを発給している職員じゃなく、この発行所すぐ前のベンチに座っている男がしつこく賄賂を要求してきました
しかし、アライバルビザ発行の職員、周囲にいる他のスタッフもこっちを見て何も言わないので関わる気がないかグルなのでしょう
右から二番目の手を差し出してる男が賄賂を要求してきた職員、写真を取ったら怒られました
とりあえず僕のパスポートを見てカンボジアビザがあるのを確認すると入国手続きする場所を指差して教えてくれて、パスポートに一ドル挟んで渡すように言ってきました
何故、1ドルが必要なのかといった説明はされなかったと思います
僕は事前に調べて「なんやかんや理由を付けてお金を請求してくるけど、それは賄賂で払わなくても問題ない」と知っていたので、まともに相手するのも面倒くさくって「あぁ、わかった」とだけ返事して、さっさと入国手続きを済ませに行きます、当然、1ドルを払う気なんかありません
ベトナム側では5ドルだったので、5分の1、そう思えばずいぶんと質素な要求額なんですが払う必要がないものは払いたくないです
てっきりそれで終わりになるかと思ったのですが、入国手続きが終わるまでずーっとついてきて見張ってて横で「パスポートに一ドル挟め!」と言ってきます、思ったよりしつこくって面倒くさかったです
カンボジアは貧しいので、たった1ドルといっても馬鹿に出来ず、そんなに必死なのかもしれません・・・
とりあえず「OKOK」「はいはい」とかそれでも適当に返事しつつ待ちます
待ってる人は他にほとんど居なかったのですぐ自分の順番が周ってきました、一ドル札を挟んでないパスポートを渡して何もトラブルなく入国スタンプを押してもらいます
入国手続き所にあった壁画もインドっぽくて中国文化圏から抜け出したなぁって感じですね
で無事に入国できたのですが、それでもさっきの汚職職員・・・まだ着いてきて1ドルを要求してきます
いや、もう入国してるのに何でだよ、面倒くさい・・・
というわけで、さっさとバベットの街に入りましょう
念のため、出発する前に自転車の荷物を調べましたがイタズラされてる様子はなく何も盗まれてませんでした、そこまではする気はないみたいですね
バベットの街を散策
カンボジア側の街に入ると早速、カジノがいくつか見えました
マカオを通ってきたので、それと比べればかなりしょぼく感じます・・・
どれくらい人が来てるんでしょうかね・・・
雲行きが怪しいです
と思ってたら降ってきたのでこのカジノホテルの下で雨宿りしました
こっちの雨はすごく強いんですが、すぐ止むのは良いですね
案の定、ちょっとしたら雨が止みました
散策を続けます
イミグレーションを出て右側は市場になってました
露天商のバイク
何故か中国語の食堂がありました
メニューも中国語オンリーで値段設定も高かったです
隣には上海リゾートという名前のバスが泊まってます
たぶんバベットにあるホテルの名前でしょう
きっと中国資本がこのあたりに多くあるのでしょうね
雨上がり後の青空
商店に入ってみます
こちらも中国産の商品がたくさん入ってました
カンボジアにさして工業生産力はなく自国生産は難しいでしょうから、位置的に近く輸入コストも低く安い中国産は魅力的なんでしょうか
中国のお酒、紹興酒なども置いてました
クメール語のコーラとファンタ
ジュースを買ってみました
カンボジアではドルと自国通貨のリエルが両方が使えます
ですが、レジの料金が驚くことに「ドル」「リエル」更に「ドン」の三カ国通貨で表示されてました、さすが国境の町
とりあえず大きいドル札を崩したかったのもあって20ドルで支払い
お釣りは17.25ドルと表示されましたが、0.25ドルはドンで支払いされました
5000ドンあったので1000ドン=0.05ドル計算ですね
こっちにも20Lくらい入ってるでっかいウォーターペットボトルが大量に並んでた
さて、天気も晴れたので出発しますかぁ
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