【自転車旅行】ベトナム社会主義共和国の走行記録まとめ【縦断自転車ツーリング】

ベトナム社会主義共和国を自転車旅行した際の記録をまとめます

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自転車旅行走行記録概要

滞在期間:2017年5月23日?6月23日

走行ルート:中国→モンカイ?ハノイ?フエ?ホーチミンシティ?モクバイ→カンボジア

走行距離:2360km 計7537km?9897km

パンク:3回

トラブル:盗難・詐欺(後述)

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入出国について

ビザ

ビザフリーにて15日間の滞在が可能

ただし、出国後は30日間再入国するのにVISAが必要になる

VISAは1ヶ月(シングルorマルチプル)と3ヶ月間(マルチプルのみ)がある

今回、僕は香港にて1ヶ月シングルVISAを取得してから入国した

ベトナムを縦断するのには1ヶ月あれば可能なのだがゆっくり観光しながら行くとしたらもう少し余裕が欲しい所

とは言え、取得する場所によって料金はまちまちになるが、3ヶ月はマルチプルのみなのもあって1ヶ月と比べてかなりお高い値段になってしまうから躊躇してしまうのが悩みどころ

オーバーステイしても一日6ドル計算で罰金さえ払えばいいらしいが、そこまでしてまで居たくもない

事前にベトナムビザを取っておいて、入国時にノービザで入国→15日前に同じくノービザ可能な隣国のラオスに出国→ベトナムにビザを使って再入国、という手を使って1ヶ月ビザで1ヶ月ちょっと滞在することも可能ではあるらしい

しかし、ベトナム?ラオス間のイミグレーションはいずれも山の上にあるようなので、そんなところに自転車で行って往復するだなんて、ちょっと滞在するために穴掘って埋めるソ連の刑罰みたいなことは正直やりたくないです

入国

中国(東興市)からモンカイ(ベトナム)へ徒歩にて入国、詳細はこちら

東興(中国)からモンカイ(ベトナム)へ陸路で自転車と国境越えする
東興(中国)からモンカイ(ベトナム)へ陸路で自転車と国境越えする
東興(中国)からモンカイ(ベトナム)へ初めての陸路国境越えをしてきました といっても、この少し前に香港・マカオで似たような境界越えはしてきたんですけどね 宿を出発二日間、お世話になった東興の宿を出発します この宿、ちゃんとしたユースホス...

ベトナム(モクバイ)からカンボジア(バベット)へ徒歩にて入国、詳細はこちら

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賄賂要求を断ってモクバイ(ベトナム)?バベット(カンボジア)を陸路国境越え【自転車旅行】
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食事事情

多くの店で30000ドン(約150円)くらいで一食食べれる

有名なベトナム料理のフォーは量が少なく物足りないため、もう一食欲しくなる

ベトナムでは朝食として軽く食べるのに人気があるとも聞くので、日本と違ってベトナムではそういう立ち位置なのかもしれない

同じく麺料理のBUNも量が少ない

どちらとも美味しいんだけども、僕の滞在中は暑い日々が続いたので、そんな中、扇風機もなく麺料理を食べる気はあまりしなかったかな

腹持ちがいいのはご飯にいろいろ具材が乗っかってくるCOM、ご飯の量が物足りないときももっとくれと言えばサービス?でくれたりする

朝食にはBANH MI(もしくはBANH MYと書かれてることも)というフランスパンに具材をいろいろと挟んだサンドイッチ食べることが多かった、一食約10000ドン(約50円)で安くて軽く食べるのに良い

カフェが店に露店にあちこちにあるけども、そんな中でもよく見かけるメニューがMIA、さとうきびジュース

5000?10000ドン(約25?50円)くらい

カフェにバンミーを持ち込みして一緒に飲み食いしたり、疲れたときの休憩にとよくカフェを利用していた

街道沿いでよく見かける食事はこんなところ

中国より不衛生な感触が強く、ハエに集られながら食事をしたりした、飲料水のコップが驚くことに使いまわしだったりした

衛生面を考えてマイカップを使おうにも、そもそも飲料水が桶に入っていて、そこにコップを突っ込んで汲むから意味がない

ただ、現地では当然のことなのかみんな気にしてない

観光地化されているところはやや物価が高くなるが、その分衛生面はよかった

路上にコップと水が入った桶かウォーターサーバじみたものが入っているのを何度か見かけた

地元民を見るにどうやら勝手に飲んでいいらしい、コップは当然ながらほとんどの場所では使いまわしであった

一度、注文してない料理をどんどん持ってこられて高額請求されたことがあった

あとから調べたら、詐欺としてよくある手の一つらしい・・・知らなかった

他にも微妙にぼったくってない?と感じることがたびたびあった

特に北部の方で多かったように思えるが、ホントのところは分からない

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水回り(トイレ・飲料水等)

水道水は飲めない・・・ということになっているのだけど、親切な人がたびたび僕が持ち歩いているペットボトルをみて、水を入れてくれたんだけど水道管の水を入れてるように見えたのだけど・・・

あと、ハイヴァン峠でも道脇にあった貯水槽から水を持っていきな!と頂いことがあるのだけど、たぶん川の水だよね・・・

そのときは猛烈に喉が乾いていたので、気にせずがぶ飲みしたが後日飲んでみるとこう・・・岩と草の香り?みたいなのがしたし、まぁどっちも健康に問題なかったけど

とりあえず、水を購入して飲んだ方が安全

水のペットボトルは500mlは4000ドンくらい、1.5Lだと10000ドンくらいで買えた

中国から一転、洋式トイレは割りと普及している、しっかりとした場所ではトイレットペーパーも置いてあるが、逆にボロい場所ではインド式というか、水と手でお尻拭くタイプになる

そういうのが嫌な人はスーパーマーケットなど、それなりの施設のトイレを使うことをおすすめする、都合よくあるかは知らないけど

ボロい安宿だとお湯が出ないシャワーになる

もっとボロい場所だとシャワーがなくてバケツと手桶が置いてあってそこから水を組んで身体を洗う、こんな場所のトイレはインド式で、トイレのお尻を洗うのにも共用で使う

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宿泊事情

予算一泊150000ドン(約750円)ならほぼ見つかる

100000ドン(約500円)でもよく見つかる

中国に引き続き野宿に適した場所はあまりない

朝起きると日の出と共に行動を初めているベトナム人が多いかな

一度、野宿して盗難にあったこともあるのであまりおすすめはしない

wifiのない宿が一回だけあった、価格交渉する前から100000ドン(約500円)のボロ宿

そんなところに出くわして、もしwifiが必要なら確認したほうがいいかも

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自転車事情

大きな都市ではスポーツ自転車をときおり見かけた

田舎ではさっぱり見かけないかな

ダナン、ファンティエットでは自転車乗りが集団で走ってるのも見かけた

ベトナムでは自転車屋って電動バイクと一緒に店を構えていることが多いように見えた

なんか評判を聞くに、ベトナムの自転車屋ってあまり良くないような話なので利用するときは注意されたし

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道路・交通

交通ルール

右側通行

とにかく街では交通量が多く、危険なので行きたい方角に手を上げてる人(手信号)がいたかな

ブザーを乱用しない、無茶な積載をしない、複数人バイクの乗らないといった注意看板も見たけど誰も守ってないな・・・

中国ほど荷物を大量に積載してない印象があるが、それもチープな三輪車が普及しておらず、交通の主流がバイクだからだろうか

それでもバイクにテレビとか冷蔵庫とかベッドとか豚とか積んでいた

複数人乗りしていても、後ろの人が何か荷物抱えてたり

それどころか運転している人がドアらしきものを抱えて走っていた(当然前が見えない)のも見た気がするがさすがに目の錯覚と思いたい・・・

中国で無茶に積載には慣れたつもりだったが、まだ驚かされるとは・・・

積載具合も中国3000円の歴史によるものなのか、無茶な積載してんなと思っても意外と落とさなかったものだが、ベトナム人は積載方法もいい加減な気がする

運転のいい加減さから、軽接触くらいしてる人は何度か見かけた、というか俺もされた

軽くごめんね?みたいな感じポーズしてさっさと行ってしまう

自転車での走りやすさ

都市間を結ぶ主要道路はしっかりと舗装されており走行に問題なし

水はけが悪いのは相変わらずだけども、中国みたいに落とし穴はない

一方、ちょっと横にそれた小さなみちはガタガタボロボロなときがある

一度、ショートカットしようと少し道をそれて変な道を選んだら未舗装路で大変だった

田舎は牛が放し飼いにされており、ときおり道路を塞いでいる

まぁ、そっちは車には邪魔だろうが、自転車にはそれほど影響はないのだけど、その際、道路上に落とし物をしていって、よく路肩にうんこが落ちている

夜とか見えなくなるし、間違ってうっかり踏みたくはない、うんこ踏んでスリップして事故とかそんなギャグ漫画展開したくない

ベトナムの道路での1番の問題は運転が荒さ

中国人は命知らずという印象だったが、ベトナム人はスピード狂かな

ちょっとでも車両が通れそうなスペースがあればそこに猛スピードで突っ込んでくる、ちょっとハンドルがふらつこうものなら、タイミングが悪いと引かれる、怖い

国の2大都市であるハノイ?ホーチミンシティを結ぶ国道1号線ですら基本2レーン+路肩しかない

その道路をトラックがレースしながら、その合間をバイクがうろちょろしてる感じ

もうちょっと道路を広くすればいいのにと思うけど、お金を筆頭に難しいだろうなぁ

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インターネット事情

中国のインターネット規制から開放されてとても快適

よく道路沿いのカフェの看板にwifiの文字を見かけた

鍵を掛けてないこともしばしばで、あまり気にせず食事や休憩で店に入っても、店のなのか近隣の店なのかよく分からないwifiが飛んでることがしばしば

ただWIFIがない宿も一回だけあった

通信速度は観光地のドミトリー式の安宿はだいたい遅かった気がするが、それ以外は割りと快適なところが多かったかな

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ガソリンについて

引き続き物価が安いので自炊してない

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気候

とても暑い

連日38度前後が続いたときはどうしたものかと思ったものだ

田んぼの中をしばらく走ることも多いのだが、そんなところは木陰もない、熱中症に注意されたし

それでも僕が走った5・6月は雨季らしいのだが、短時間にものすごい雨が降ったら晴れるような状態だった

少し雨宿りしたり、夜中に降ってくれたりと、なんとなく回避していたように燃える

詳しい気候はこちら

ベトナムの気候と天気 | 地球の歩き方

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観光・見どころ

おすすめの観光名所はどこ?というと、意外とう?ん、となると

ハノイは半日しか居なかった、もう一日くらいは滞在したいとは思ったがそれでも気になるところは周れたように思える

ホイアンも有名だが観光名所の景観保護地区は半日もあれば周り尽くせる感じ

ホーチミンもそんなに観光名所と言えるものがない

1番良かったのはフエかな

王宮は見たけど、もう少し外れたところにある寺院とか見て回りたかったかな

観光違いでは山と自然と畑が遠くまで広がっていたりして、なんか北海道みたいだなぁと思ったりした

北と南なのに不思議

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お国柄・人柄など印象に残ったこと

ちょくちょく、もしかしてぼったくられてるかな?と思うことがあった

入国した当初は当然、相場観なんか分からないけど、少し滞在して掴めてくると「ん?ちょっと高かったな」って時があった、調べてみるとこの国では少々のぼったくりというのは日常茶飯事らしい

高いものを買うこともないので、ぼったくられてたとしても数十?約100円くらいなものだろうけど

高いものじゃないから、割合的になんとなく高く感じるもので印象がよろしくない

特に北部の方で多かった印象が残っている、入国したてで不慣れたオーラが出てたのかしら

他に、詐欺にも盗難にもあったがそれも北部の方

ベトナムは貧しい、特に北のほうが貧しいように感じたがそれもあるのか・・・?

当然、そんな人ばかりではない

お茶を振る舞ってくれたり、バナナをくれたり、泊めてくれたりと優しい人たちとも何人とも出会うことが出来て嬉しかった

しかし、実際に大きな被害にも有ったわけで童心のように無垢にベトナムは良い国だったという気分にはなれない・・・

いい人たちもたくさんいるけど、ろくでもない人間(特に観光客を狙ってそうな)も多いように感じた

田舎でも度々英語が話せる人が居た

それも大人じゃなくて、僕が外国人だとわかると親が子供を読んできて英語で話しかけてくる

ベトナムは貧しい国だが、観光地には白人の旅行者がたくさんいる

この国では英語が話せると裕福になれるという考えが強く、親が少し無理をしてでも子供に英語教育をするとは聞いていたが、それを実感できたかな

日本では裕福になることと外国語の習得はあまり結びついていない

それもきっとまた幸せなことなのかもしれない

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言葉・言語

ベトナム語ことクオック・グー

観光地は英語がよく併記されている

他に中国語と何故かロシア語も時折・・・共産圏の国だから?

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治安

悪し

詐欺と盗難にあった

ぼったくり程度は日常的な印象

田舎町は20時位になる店そのものがほとんど閉まうけども、それでも人は夜中でも出歩いているので殺人とかはないだろうけども

宗教

教会をあちこちで見かけたなぁ

フランス統治時代の影響だろうか

それでもメインの宗教ではないらしいのだけど

道端とか道路脇、家の前とかにさりげな?く廟があったりして風情がある

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覚えた言葉

カイナイバオニュティエン=これいくら?

ティンティエン=会計

Hello=こんにちは

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オタク文化

ドラえもんは良く見かけた

他にも、コナン、クレヨンしんちゃん、ドラゴンボール、ワンピース・・・と人気みたい

麦わらマークの痛バイクを見かけたことがある

漫画はコンビニコミックみたいな安っぽい装丁をしている、その分安いけど

この農業国で銀の匙が売ってるのは、なんか面白かったな

ラノベは日本よりも割りと立派な装丁してたんだよな、値段も高い、なんだろう、本格文芸みたいな扱いなのか?

ホーチミンではコスプレイベントもあったりするとベトナム人に聞いたけど、詳細不明

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まとめ

なんだか話で聞くインドみたいなところが、あちこちあるように思えた

ここからは東南アジアなんだなぁ感じた

治安には注意して被害に合わないよう旅行する必要性を感じた

31日で2360kmって俺にしては頑張ったもんだなぁ・・・

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