インド・マハーラーシュトラ州では2021年3月15日から3月31日までロックダウンが行われました
インドの中心部と呼ばれるナグプールにて、そのロックダウンを体験しましたので、期間中にあったインド三大祭りの一つにも数えられるホーリー祭のことなど、そのときの様子を記録として残しておきます
完全な(コンプリート)ロックダウン 3月15日(月)~21日(日)
私が滞在しているインド・マハラーシュトラ州のナグプールではここしばらく、週末だけのロックダウンを行ってきたのだけコロナ感染者数が増加してるとのことで3月15日(月)~21日(日)の一週間、コンプリートロックダウンが始まった
ナグプール:水曜日から、1週間にわたる厳格な封鎖がさらに厳しくなります。火曜日に市のコミッショナーRadhakrishnanBは、医療店を除く、必需品を扱うすべての独立した店は午後1時までしか営業できないと発表しました。市長からの通知によると、野菜や果物のカートのベンダーも当日営業することが許可されます。
マハラーシュトラ州全体で増加傾向にあるらしいが、その中でナグプールは感染者数が多い街らしい、まぁ人口が250万人もいれば多少はね~
食料品を買いがてら、街の中心部になるマーケットがあるストリートを通って見てきたのだけど、厳しい警察車両が道を塞いでいた
それ以前まで最近していた週末ロックダウン(これも少し前まではやってなかった)は16時頃まで営業許可が出ていたので本気度がそれほど感じらなかったのが、わざわざコンプリートロックダウンと言ってるだけあってガチっぽい
警察官の人たちをテレビ局と思わしき人が取材していた
ナグプールはモノレールを建設中である(本当かどうかわからないが日本も関わってるらしい)
車は通ってるが、これでも交通量は少ない
モノレール入り口を見てると人が入っていってるので営業はしてるっぽいが、警備員がいてアルコール(エタノール)で手指消毒をしていた
大きなショッピングモールも閉店している
まぁ、通常営業していても店があまり入ってないショッピングモールなんだけども
食料品店は開いていいことになっているけど、お菓子屋さんは閉まってるんだな
ちなみにインドにしては珍しく自動販売機がある、けど警備員が見張ってるので無人ではないな
ただ綺麗にロックダウンしてるのも表通り、大通りの話
ちょっと路地裏に入ると今日は祝日だ!休日だ!遊ぶ日だぜ!とばかりに公園でみんなゲームしていて密です
2020年にインド全土の完璧なロックダウンが始まった頃はナグプールでもみんなルールを守って家からでない、どころか住民が外から人が勝手に入ってこれないように道路を封鎖までしたそうだけど、一年経って気が緩んでるな、まぁインドらしいけど
ママ犬はロックダウンなんぞ関係なしに道路で子犬たちにおっぱいを上げてた、かわいいなぁ
それと道路工事、モノレールの工事は行われていた
まぁロックダウン期間中は逆に仕事するには良い機会なのかもしれないけど
通常(部分的な?)ロックダウン3月22日(月)~31日(水)
上記の完全なロックダウンが終わった後は16時までの制限付きでショップの営業が始まった
ただ店をちゃんと持ってるような場所は閉店してるけども、露天商の人らはあまり守らずに時間がオーバーしても多少は延長していた
奥の店は閉店作業をしてるけど、手前の露天商は店を畳む気配がない
とはいえ、店も店でどうせ開店できないんだからということが、外装の工事をしてたりもするけど
そして道路工事もやっぱりあちこちでしてる
こんなあちこちで工事していていいのかなぁ
警察が怒ってないのでルール的には問題ないんだろうけども
まぁ人がいない今が工事のチャンスなのかもしれないけどさ
そして仕事が早く終わって暇だからなのか、道路上でクリケットしたりして遊んでる
バイクや車が当然通ってるので普通に危ない
ロックダウンの意味や効果ってどのくらいあるんだろなぁ
ちなみに16時前のショップ営業許可が出てる間の同じ道路はこんな風景である
救急車が通っていった、何故か動物用の
珍しいんだけど新型コロナウィルスは・・・さすがに関係ないよな
金物の修理屋さん、インド人は物を大事に使う
店が営業している16時前はこんなのが通りに並んでいる
ホーリー祭りはインド政府から禁止令、しかし
今年のホーリー祭りはインド政府から禁止令が出たらしい
しかし実際はこんなもんよ
ヒンドゥー教のお祭りだけども、ジャイビーム!と拝察されたので彼女たちはインド仏教徒だと思う
インド仏僧に聞いた所、あまり良くないらしいけど楽しい祭りだから参加する人もいるとのこと、特に子供
楽しそう、だけど僕は色付き水をぶっかけられるのはごめんですねぇ・・・
路地裏は混沌としていて若者たちがホーリー祭りをエキサイティング中
建物の上から獲物を狙ってる、やばいぞ
今の時代、インド人だってスマートフォンはみんな持ってますよ
ホーリー祭りだからって水をぶっかけられて壊れたりしないんですかね
ただ、混沌としてるのは住宅街だけで、表通りに行くと警察が交差点で見張りはしていた
通常(部分的な)ロックダウンのときは、ここに警察の見張りはいないので一応、厳しいロックダウン中・・・なはず
ショッピングストリートを歩いても、まだ午前11時なのにショップはほとんど閉まっている
けどホーリー祭り関係の道具はシャッターを半開きにして、こっそりと販売している店があった
水鉄砲と、これが色付き水の原材料かぁ・・・
汚れたら洗うのが大変だろうなぁ・・・エグいなぁ・・・
トコトコと散歩していると、あちこちで焚き火跡が残ってる、ホーリー祭りのときの儀式とか習慣とかそんなものらしい
ちなみにホーリー祭り中には他に「お酒を飲む」というの習慣もあるらしく、前日には人でワインショップはごった返していた
インドって国はアルコールに関して結構厳しいし、世間的にも日本よりあまり許容されてないよう思う、税金だって高いし、もしかしたら日本の方が安くお酒飲めるかも?
だから、ワインショップがこんなに混んでるのは結構、珍しい光景な気もする
道路を歩いていたら、やっぱり子どもたちがまた騒いでいて、何かに水風船を投げて狙っていた、もちろん住宅街の路地裏だけど道路上で
で、何を狙ってるんだと思ったら既に色付き水で濡れまくってる家族らしきグループと家があった
し
遠くから少し見てたら子供たちに大人たちのグループが参加して水風船を投げていた、家族 vs 家族?
ホーリー祭り楽しんでるなぁ・・・僕は参戦したくないけど
地面をみると色付き水の残骸が残っていた
旅行に防水カメラを持ち歩いているけど、こういうとき便利ですね
一応、書いておくと例年よりは規模が全然小さいらしく、本来ならこんなものじゃないレベルで馬鹿騒ぎして危険らしい
というわけで2021年、ロックダウン中のホーリー祭りをインド、マハラーシュトラ州ナグプールからお送りしました
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