タイ・メーソートからミャンマー・ミャワディへ陸路国境越えをしたときの記録です
メーソート出発
結局、メーソートには3泊4日して、タイのノービザ滞在期限30日まるまる全て使ってから出国することになった
滞在中は自転車のメンテナンスしたり、装備を整えなおしたり、だらだらと美味いものを食べたり(重要)そんな具合
滞在していたメーソートゲストハウス、地面は未舗装で一見ボロボロですけれど、室内は意外にも綺麗、お湯も出るし、個室ながら値段も安めで意外と快適ですわよ
猫や鶏がよくウロウロしてるのも好きな人にはたまらない(たぶん)
出発しようとしたら自転車の横で寝てて妨害するし
しかも、突っついても絶対起きないのね、結局、背中を引っ張って横にずらしたんですがそれでも起きない
我が家って犬派なんですよ、猫ってこんな生き物なのだなぁって思いました
国境、タイ側イミグレーションへ
数キロ走って国境、タイ側イミグレーションへ
ミャンマーの民族衣装のスカートみたいなのを履いてる人、メーソートの街中でも見かけてましたが増えてきます
歩行者用通路と車両用通路があります
国境越えするとき、自転車を降りて押して歩行者用通路を通って出国手続きするときもありましたが、見たところ歩行者用通路が狭すぎて自転車通らそうなので車道を通ります
正解だったようで少し進んだら道路幅が広くなって駐車できそうなところがあったのでそこに自転車を置いて出国手続き
ターク県なのでタークイミグレーション、メーソートの方が大きな街だけどそれでもターク
何事もなく出国
国境の橋を渡る
にしても良い天気だなぁ
しかし、横に視線を向ければ山ばかりであれをまた乗り越えるんだよなぁと思うと気が滅入る
ミャンマーはたぶん、右側通行だよなぁ・・・どこで通行が入れ替わるんだろうと思っていたらこんな具合
タイ・ラオス友好橋のときのように見事に道路がクロスするようなものでなく強引に切り替わる
国境に通るMoei川
ホント、空がHDRみたいだなぁ
麻薬撲滅
あっというまにミャンマー側イミグレーションへ
ミャンマー、ミャワディイミグレーションを通る
少し進むと手招きされて左側に駐車させられる
右側通行なのに何故か入国手続を左側でするらしい
イミグレーション施設はタイ側もミャンマー側も簡素な作りで一見似てるのだけど、よくよく見るとミャンマー側の方がやっぱりしょぼい
指をさしてあそこに行けと言われたらしい建物に入ると、adidasだかなんだかのスポーツブランドのロゴが入ったTシャツにジーパンを履いたおっさん二人が居て、スマホいじったりテレビを見たりしている
雰囲気のイメージとしては建設所やトラック業者の事務所と言うか休憩所というか・・・そんな感じ
制服をビシっと決めていたタイとは空気が一変して、なんとも後進国臭い
初めてなんだけど、なんとも、う?んミャンマーに来たぞおっと思える
制服支給されているのか部屋の片隅に見えるんだけど使われてない
そこで入国手続の書類を書いたり顔写真取られたり何故かしばらく待たされたりして無事に入国
なお、この建物(といっても簡易的な奴ね)は外国人専用の出入国手続き所らしく、僕が居る間に他の人が来ることはなかった
このおっさん二人、暇だろうなぁ
さて、出発するか?と思って外に出るとなんと自転車乗りに遭遇
話を聞いたら、ミャンマーにはヤンゴンだかマンダレーに飛行機に来て、これから3ヶ月掛けて日本に行くのだとかなんとか
3ヶ月ならタイもラオスもベトナムも東にぶった切ってほぼ直線コースだろうか
ふらふらと寄り道、だらだらしながら9ヶ月変えてきた僕とはえらい違いである
ミャンマー側イミグレーションの全景はこんな感じ
ミャンマー・ミャワディの街を散策する
外に出ると車の群れ、荒っぽい運転、路駐しまくり、というか規則正しく路駐しているのでこういうルールなのか?
明らかにタイと違う、あぁ危なっかしいなぁ・・・走りたくないなぁ・・・
とりあえず、お金がなきゃどうしようもないので銀行がすぐ目の前にあったのでATMから現金キャッシング、引き出せる最高額が300000チャット(24000円ほど)らしいのでそれを選択
そうしたら、なんと全て5000チャット(400円札)で出て来る、その数60枚!
こんな小額紙幣で渡されるとは思わなかった&初めてだよ!
しかもお金が水平に出て来るタイプのATMなのだが、札束を保持しきれなくなって床にばらまいた、ナンテコッタイ
5000チャット札より大きい、最高額紙幣の10000チャット札があるのだけど出来たのが2012年と割りと新しいので貧弱なミャンマーの経済規模と相まって、それほど流通してないか、機械が対応してないのかもしれない
しかもこの10000チャット札、早々にマイナーチェンジしたそうだし
なお、5000チャット札も2009年と割りと新しい
けど、後日、両替商を利用したときも全部5000チャット札で渡されたな
ミャンマーの所得、物価は安いのでこれくらいの額札で十分なんだろうか
スマートフォンショップはよく見けるし、どこかで高額使うために札束が必要になることはあるだろうが、ミャンマーは銀行とATMがラオスやカンボジアよりあちこちに普及しているように見えるから不便がないのかな
札束、札束
財布がパンパンに膨らんで私、お金持ってますアピールがすごくて怖いので必要な分だけ財布に入れて残りは他に保管しておくことにした
仏教国のイメージだけど教会もあるんだなぁ
とりあえず、ミャンマー料理を食す
この食べるラー油をカレー味にしたようなご飯がすごく美味い
向こうがタイ、こっちがミャンマー、別世界
対岸に船が居る、簡単に渡れそう
っていうか、国境なのにちょくちょく渡る人が居るらしい・・・いいのかそれで・・・大丈夫なのか・・・
自転車で走っていてやたらとパスポートチェックが厳しかったのは僕のジェントルマンな威光がまばゆいからだけじゃなくて、そういう人らが多いからなのかもしれない
ミャンマーのパゴダ、タイトはなんとなくデザインが違う
さて、国境を超えただけなんだけどそもそも出発したのがお昼頃っていうね、そんなスロースタート
ミャンマーに入ってすぐにまた峠があるんで、それに備えて今日は面倒な手続きだけやっておこう、そんな気分だったの
峠の前までもう少し進むか迷ったけど、とりあえずミャワディの街を散策しながら宿探しをしてみる
しかし何故か見つけたボロ宿はどこもかしこもみんな口を揃えたように「今日は満室だな、Myawaddy Hotelに行きな!」とつれない声
このミャワディホテルというのも前を通ったのだが、なんとなくお高そうな宿屋でスルーしていたのだ
しかし仕方ないので料金を聞きに行ってみたところ、やっぱり高い、たしか15000チャットとかそんな値段
高い?高いわ?ないわ?
というわけで20kmほど走る
あーやまがちかずいてくるー
結局、峠に入るちょっと前にあるお寺に泊めて貰いました
何かわかんないけど、すごい楽しそうな人形
お寺の人に訪ねたら2つ返事で許可を貰えた、しかもお堂で寝ていいらしい
まだ明るくて寺院内では小坊主や子供がサッカーして遊んでいるので混ぜてもらって一緒に遊ぶ謎の外国人30歳
夜はずーっとお経を唱えていました
今日は僕が居るけど、普段誰も人がいなくても続けて徳を積んでいくんだろうなと思いました
その後、お坊さんたちもお堂で寝るようで一緒に就寝
朝もまだまっくらな4時頃に起きてたました、僕は当然明るくなるまで寝てましたがそうやって喜捨?を貰いに行ったり徳を積む毎日を送っててなんだかすごいですよね
朝は朝でお布施をしに来る信心深い地元の人たちもたくさんいるし
実はラオスでもお寺の前で野宿したことがあって少し見てるんですが、改めてすごいなと思います
僕なんか雑念、煩悩だらけです
寺院内は野良犬だらけだけど
そしてどさくさに紛れて朝食まで貰ってしまいました
しかも昼食まで包んでくれた
ミャンマーの人たちは優しいです、本当にありがたいです
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