
◎滞在期間:2025年1月13日-2025年2月23日
◎日数:90日間
入出国と審査について
- 滞在可能期間:90日間
- 料金:無料
- 難易度:優しい
入国方法:陸路(Farfan from プエルト・コロン コロンビア)
何も質問なく無条件に90日間のスタンプを押してくれた
コロンビアのイミグレーションが同じ建物内の横にあるので非常に楽ちん
こんな仕様の国境管理場初めて見た
出国方法:陸路(Zumba to ペルー La Balsa)
パスポートを渡すだけで、手続きを勝手にやってくれた、簡単
検問はあったが車だけで自転車の荷物チェックはなし
国の基本情報
言語・言葉・文字
スペイン語
キチュア語
公用語ではないが、よく見かけたキチュアの人々の母語はキチュア語らしく、先住民は学校でも彼らの言語を学ぶらしい
なかにはカタコト程度のスペイン語しか理解できない人もいるらしいが、私のスペイン語能力よりは上だろう
宗教
キリスト教
通貨・為替レート
米ドル・ボリバル
1USD=154円
1USD≒4300コロンビアペソ
- セント単位については、自国通貨ボリバル硬貨と米セント硬貨を併用して流通している
- 1ドルは1米ドル硬貨が使われていて1米ドル札は見ない、使えるかは不明
- ATM手数料無料のエルサルバドルで引き出したUSDを使っていた。エクアドルではATMを利用しなかったが村みたいなところでもATMがあり、やたらと何処にでもあった印象。
- 国民は自国通貨をボリバルと呼ぶときもあれば、ダラーとも言っていてマチマチ。セントだけのときはボリバル、1ドル以上のときはダラーと言ってる気がした
- 自国通貨ボリバルがかつて流通していたが経済危機の時にインフレ抑制のため米ドル化している。クエンカには今でも造幣局の博物館があった
時差・タイムゾーン・時間
なし
旅行情報について
食事・飲料水
- 安食堂での外食1食の価格は2.5米ドル前後
- 最初に入境した東部(アマゾン地帯、オリエントエリア)ではコロンビアと変わらないご飯、主食、スープ付きのスタイルので食事が供されたが山岳部(アンデス地帯、シエラエリア)へ行くと食事が変わった。西部の海沿い地帯(コスタ)と合わせてそれぞれ文化が違うらしい
- ヤギ肉を多く扱っているマーケットがたまたま入ったところにあった
- クイ(モルモット)がコロンビアに引き続きよく食べられている、焼き方がコロンビアとは少し違う
- 主食として、米やパンだけでなくモテという水で煮た、トウモロコシもよく食べられてるしスーパーでも売られている
- 肉を油と塩で煮込んだ料理と一緒に供されたりする、大味なクセに肉をふんだんに使ってるので高い
- この辺りは山岳部インディヘナ(キチュア人?)料理な気がする
- エクアドルの中華系企業がうどん、八丁味噌を売っているが日本のそれとは違う
- Chifaと呼ばれる中華レストランがそれなりの町にならある、値段が地元料理よりやや高め。Chifulanというチャーハンを食べたが美味いのでおすすめ
- 水道水は飲めないと言われることもあるが、飲めるとのことが多い。ただそう言われても濁ってる事があり、浄水はされておらず山の水を適当にそう判断してるだけっぽい雰囲気もあるので自己判断で、煮沸はしておいた方が安全
- エクアドル料理はスープ料理が豊富で有名!みたいな話も聞いたが実際に食べる機会は少なかった、というか腹にたまらない気がして注文してなかったが正しいかも。ただ地元民がよくスープのみを食堂で食べてはいた気がする。牛骨で煮込んだもので一度だけ注文したが1ドルとお安く普通に美味い、モテが添え物として出てきたし山岳部料理のカテゴリーなのかも、寒い山岳部地域で飲むスープはたしか身体が温まり美味しい
- 醤油(Chino salsa)を買ってみたら醤油は醤油だもダークソイソースだった。日本的なライトソイソースはないかも?
トイレ事情・衛生面
トイレはガソリンスタンド、スーパーマーケットに付いてることも
運動場にあることもあるが掃除されておらず汚い
お金を徴収してることは少ないが、トイレペーパーが付いてないのが基本
物価・価格
コロンビアより高い、とエクアドルを通過した人たちから聞いていた
宿代についてこれは言ってるのではなかろうか
食料品、ジュースについてはあまり変わらない印象を受けた
ビールについては少し高い、というかコロンビアより安酒の部類を手に入れるのが困難
ピルスナー大瓶1L2.5ドルを愛飲
他にクラブ800ml3ドル、高いがその分美味い
Siembaというのが安いビールだが店頭で上記2つと並んで料金が書かれたポスターを貼ってるものの瓶については全然置いてない
見たのは町外れの食堂にポツンと置いてあったくらい
最近どうも流通終了したくさく、缶ビールだけが流通しているがやはりあまり見かけない
473ml缶だと1.25ドルくらいでコスパはピルスナーと同じくらい
味はピルスナーより好きなので残念
他にスーパーへ行くとPrimaなどの他では見ない安酒が置いている
Primaは缶ビール六本セットが3.5ドルくらいで売っていて最安値、味は不味くないレベル
本来は5-6ドルだかセール価格で滞在中はずっと売られていた
ただスーパーが、そこそこ大きな街ならあるかなくらいな感覚であまり当てにならない
ワインについては、アルゼンチンかチリの輸入品。3ドルからある。
レストランについてはコロンビアよりむしろ安い印象、ただ質素な内容
1食2.5ドル前後が安食堂の相場
スープだけ頼んだときは1ドルだった
腹にあまり溜まらない印象だったのだけど、エクアドル人はよくこれだけを頼んでいで具いろいろ入ってて値段の割には食べ応えがあった
卵は1個0.15ドルくらい
肉をスーパーで買おうとすると1人分に多すぎて外食した方が安そうな値段なことも。肉屋もあまり見かない。何処かにはあるんだろうけど。
冷凍食品が意外と流通していて、1人分のハンバーグやソーセージを売ってるので肉が食べたいときはこちらを買うことも。
治安
- 良く感じた
- 人口密度がまず低くく、そのため全体的に長閑な印象
- ただし走行したのが東部、山岳部のみなのでそこでの話
- エクアドル最大都市グアヤキルのある西部(コスタエリア)は治安が悪いとも聞くのでまた違うかもしれない
宿泊事情(野宿・ホテルなど)
- 人口密度が低いため、野宿しやすい
- カンチャと呼ばれる屋根付き運動場が小さな村だとしてもあることが多く、地元民に聞くと簡単に野宿の許可をくれた。コンセントがついてることも多い
- 消防署もかなり親切でお願いして断れることがなかった
- 無料の自転車宿も3回見つけ利用している
インターネット事情(Free Wi-Fi・SIMカード・回線速度など)
- Free Wi-Fiについてはほぼ見つからない
セントロなどにあったとしても使えないことも多い
滞在中見つけられたのはスーパーTiaとBanco Guayaquilくらいかな、どちらも大きな街ならあるかな程度なので当てにならない
レストランがWi-Fiを持っていていることが多いので食事して借りるのが一番信頼できる
SIMカードの電波カバーエリアについては
CLARO>MOVISTAR>その他(tuentiなど)
電波重視ならClaro
コスパ重視ならMovistar
Movistarはチップ4米ドルに1GB1週間+SNS2GBが含まれてクラロより少しお得
特徴・見どころ
風景(自然・動物・犬・植物・天気・気候など通過地域で体感した印象)
攻撃的な犬がとても多い
今まで通過した中米諸国でも同じだがより攻撃的に思えた
ペルーのアンデス山脈にいる犬は危険だと聞いていて、何人ものサイクリストが噛まれてるそうだが、ペルーというかアンデス山脈にいる犬が危ないのだろうか
キチュア人が多い地域では飼っているリャマを見ることも、道路をフラフラしてることもある
チンボラソ山自然保護区で見たのは野生のビクーニャかな
観光(印象に残った場所・見たもの)
- キトの市街
世界遺産、初めて世界遺産指定された物の一つ
建築物群は立派だが治安は良くないそうで街を歩いてると立ちションしてる輩を何度も見たりと雰囲気的には少し残念感
中南米の首都らしいとも思う
- クエンカのコロニアル様式
世界遺産、キトよりも雰囲気の良い町
だがメキシコからこのスタイルの街をいくつも見てきてるので新鮮さはあまりない
雰囲気的にはむしろグアモテやアラウシの方が小粒だけど印象的だったかな
- 赤道下のモニュメント
国名になっているだけあって、赤道が通るところにモニュメントがいくつもある
私はRecinto Amazonasという小さな村の公園で見た、無料
有名なのはキト郊外にある世界の中心記念碑だろうけど、ルート的に外れていて逆走して赤道までまた戻るのも面倒だしなんだかなと思ったので記念撮影をそこで済ませた。
お国柄・人柄などの印象
Before
赤道直下
After
シャイな印象
不親切なわけではなく、お願いすると色々と助けてくれる
ただ、向こうから積極的に何かアプローチを掛けてくることは少なく思えた
ラテンアメリカだがラテン的なノリの良さというのがあまりない、よく言うならウザくないとも言える。
キチュアの人々はまた違った雰囲気を持っているように感じた
赤道下なので暑いと以前は思っていた
コロンビア辺りから南国でも標高が高いと寒いのが分かり、エクアドルのアンデスは実際寒かった。標高が低い場所は暑いけど。
日本文化(アニメ・漫画・日本食など)
消防署へ行くと、日本から寄付された車を見ることがちょくちょくあった
アニメ・漫画はこの国でも人気っぽい
定番なのはドラゴンボール、呪術廻戦、鬼滅の刃などのジャンプ系ばかりだが
空手道場に1泊することがあったが、当たり前だが空手で必要な日本語も教えていて壁に日本語や日本人の写真が貼られていて面白かった
自転車・ツーリングについて
道路(舗装状況・交通事情・交通マナー・走行ルートなど)
運転は下手というか雑な印象
追い越す時にクラクションを鳴らしてスピードを(あまり?)落とさずに突っ込んでいくのが定番
見通しての悪い曲がり角や追い越し禁止中央線は気にしてない
それが原因か崖下に落っこちて事故ってるトラックを一度見かけた。
首都キトーアンバト間やクエンカ、ロハの都市内以外は運転マナーは悪いものの交通量が非常に多いわけではないのでそこまで気にならなかった
舗装状況については北部のNueva Loja−Baeza(工事中)や南部Zumba周辺などに未舗装路のところがあったが全体的に良好
ただコロンビアと同じく、ちょくちょく土砂崩れや、落ちてきた石が転がってたりする
狭い路肩があったりなかったりするが、端っこは滑りやすいことも
雨季のためか霧が出て視界が悪いことが多かった
- チンボラソ火山
標高4800mまで自転車で登れる
地球の中心からの距離だと、もっとも高い山とのこと。その基準ならここが世界一高い道路?
雪が積もっているし降る
かつて世界一高い山だと考えられていた
登山しなければ入場無料。申請すればキャンプも無料。
幻想的な風景を見れる。ただ雨季のためかよく霧が出て、チンボラソ山も隠れる。
- ロハから国境La balsaへの道
幹線道路であるパンアメリカハイウェイを外れてペルー国境へ向かう道
ビルカバンバは不老長寿の町と呼ばれているそうで、それにあやかってか外国人移住者が多いらしく、少しお洒落で町中で英語を話す外国人や英語のポスターがある。地産のコーヒー豆も売っている。
この道沿いの消防署の人たちがとても親切でキャンプをお願いして断られることがなかった。
涼しい印象が強いエクアドルだが、この辺りは標高が下がってくるので暑い、どうもアマゾン地域らしい
Zumba近くのBellavistaというところまでは舗装さていた。綺麗なので、近年舗装されたのかもしれない。ただ、対策工事までしておきながら土砂崩れはあちこちで頻繁に起きていた。そこからあとは国境まで未舗装で坂もキツイ。
自転車事情(自転車屋、自転車人気など)
都市レベル以外の街では良い自転車屋を見つけるのは難しいと思う
首都キトにはセントロ近くに自転車街が有った
コロンビアのボゴタやメデリンよりは小さいが基本的なサービスは受けられると思われる
他だとクエンカ、ロハでも見かけた
ペルーに入ると自転車屋のレベルが下がるのでコロンビア、エクアドルで必要なメンテナンスをしておくのが理想的。
ペルーは国土が広く時間がかかるし、次のボリビアもへなチョコなので
サイクリストはほとんど見かけない、キトくらいかな。
その割には都市部では自転車レーンが整備されてる謎。
上手く使えばストレスの高い都市内移動をスムーズにできる。
郊外でMTBに乗るのが一般的なのかな。
トラブル
◎人
なし
◎自転車
なし
その他(付記しておきたいことがあれば)
2月末のお祭りに、通行人に水や小麦粉、泡スプレーなどをかける水掛け祭り的なフェスティバルがあるとのことで注意
私は祭り前に出国したけども、コロンビアで似たような祭りを経験していて、そのときにサイクリングするのは大変だと思う
まとめ感想
思ったより自転車で走るのが楽しかった国というのが正直な感想
というかアンデスがよい、アンデス山脈
コロンビアのも良かったけど、また少し雰囲気が変わったし山深くなった
首都キトへ向かう幹線道路で普通に4000m越えの峠を走らされたし、赤道下のイメージと裏腹に雪があるし降るしと驚かされることがあってアンデスすげー!地球って広い!となった
コロンビアでは見なかった、山岳部インディオのケチュア人やリャマも良いアクセントになっていたと思う
概ね過ごしやすい気温だったのも好印象
涼しい、というか寒いレベルのときもあったけど私的には暑いのより好きでサイクリングに適してると思うので、蚊もいないし
地続きで走ってきたから、そういった変化に感動したというのもあるかもしれないが、とにかく面白かったのでおすすめするし好きな国だよエクアドル🇪🇨
雨季で雨が多く霧が良くでてたのが残念だ
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