インドで鶏肉を買いに市場へお使いしに行くことになった
おつかいというか、宿の人にねだられたんだけど、色々お世話になってるし、まぁいいかな的な
宿の人と一緒にマーケットへ
▲ドローカル過ぎて勝手がわからない
日本とインドは文化が違う文化が一番、文化が違えば商習慣も違うことがある
そうなると物を一つ買うことでも困ったり面倒くさかったりする
例えばベトナムとかだと靴を買うにも宿に泊まるにも値段交渉の機会が多かった
別にしなくてもそれを手に入れることはできるんだけど、それをしないと高めの値段で払うことになったりする
すれば半額になったりすることもあるので結構大きい
日本人の視点からするとこういうのはぼったくりのようにも見えるし、実際人を見て値段を提示してるきてる部分はあるのだろうが、まあそういう文化なんだろうし日本も江戸時代あたりまではこんなんだったんだろう、三井高利、越後屋の掛け値なしって奴
旅慣れしてきた熟練のバックパッカーあたりになるとこういう交渉も楽しんでやれるそうだが、何かを買うのに交渉というワンアクションを挟むの基本的に手間である、物価もよう分からぬ見知らぬ国、土地でだとなおのこと
値段交渉すればすごく安く買えるのかという、後日、定価売りしてるスーパーマーケットとかで同じものを見るとそんなことないんじゃないかって気がする
サービスみたいなのを値切るのもホテルみたいなのはいいかもしれないけど、やりすぎるとスタッフのやる気もなくなるだろうしな
今回の場合だと一緒に付き添ってくれた人を見るに値段交渉はしてなかったけど鶏肉を買うのに単位がグラムじゃなくて一羽、二羽と日本人には馴染みのないビックリ単位だったわけでそれな
そら店に行く途中に「何グラム買うの?」って聞いても答えが出てこないわけだよ
日本国内で例えるならバスに乗るとき前から後ろから乗るのか、先払いか後払いかみたいな面倒くささがそれだろうか
▲店の裏手でドナドナされるのをお待ちの鳥とヤギさん
▲ヘイ兄貴!今日は生きの良いのがいるよ!
▲上手に捌けました?
鶏の場合だと、どれが欲しいか指差して目の前で一羽、屠殺して解体してくれた
解体する前に重量は測っていたので重さによる値段の変動はあるようだが、今回の場合は1分450ルピーで買えた
私が今まで見てきたインドの家庭の様子だと、冷蔵庫はあんまり普及していない。
だから日本のように、解体済みの肉を冷凍して流通させるのは難しいように思える
冷蔵庫のない環境では屠殺してフレッシュな肉を用意してくれるのは合理的というか当然の帰結というか伝統的なのかな
山羊は解体済みでバラ売りしてるし言えば小売もしてくれるんだろうが、露天売りだし鮮度とか衛生面的なことも考えると一羽丸ごと買うほうがいいよね
▲さとうきび売り
▲右は靴の修理屋さん、左は野菜の露天商
▲コンプリートロックダウンの日だったが薬屋さんは営業許可が出ている
▲上層が剥き出しの家をインドではよく見かける
▲インド人を右に
部屋に戻っている途中、半開きにしている店を見かけた
なんだろうと見ていたらちょいちょいこっち来いよと誘われて中でお菓子やジュースを貰ってしまって雑談タイムに
この日はコンプリートロックダウンの子で普通の商店は営業してはいけないはずなんだけど、半開きにしてこっそり店が開いていた
中では複数のインド人達が雑談に興じていて店に買い物客がチラホラと訪れる
他の商店は閉まっているし営業許可は出ていないと思うんだが警察署も遠くないのに大丈夫なんだろうか、このいい加減臭さがインドである
中の一人は学校の先生だった、インドでは3月から学校閉鎖を始めていて、これを書いてる9月でもまだ続いている
仕事がなくて暇なんだと言っていた、ロックダウンが始まってから無収入になって経済的に困窮してる家庭が多いそうで給料は出てるのかと質問したら、そこはインドでもちゃんと公務員で支払われてるんだとさ、よかったね
割りを食ってるのは日雇いみたいな不安定な人たちなのかな、あと経営者的な立ち位置の人らも地獄だろうなこの先の見えない突発ドキわくイベントな状況
新型コロナウィルスが始まってからなんとなく貧富差について考えさせれること、たまにありませんかね
部屋に帰って調理してもらって久しぶりに食べた鶏肉は骨が多くて食べづらかった
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