旅行用ノートパソコンとしてPanasonic Let’snote(レッツノート) CF-S10を5年ほど使ってるのだが、バッテリーが先日、さすがに死んだ
とはいえ元は秋葉原のジャンク屋のお正月セールでジャンク品として買ったのずいぶん長持ちしたと思うべきだろう
なんたって値段が15000円+消費税だったのだ
バッテリーだけ買ったにしたって8000円くらいはするんじゃないのかな
僕の運が良かった?ところはちょうど、パナソニック レッツノートのCF-S10は電池(セル)に発火の危険性があるとのことでリコール騒ぎをしていて、そのバッテリーが交換品のほぼ新品だったことである、ジャンク品なのにな~
バッテリーが死んだとはいえこのノートパソコンはある意味、すでに元を取ってると言えるくらい使えてて頑張ってくれてと思っている
この頑丈さはさすが軍事など特殊用途のタフブックをつくってて、ビジネスユースで広く使われててパナソニック レッツノート、ビバ!メイドインジャパン!
インドのパソコン修理屋さんへ持ち込んでみた
新しいバッテリーが欲しいのだけど、残念ながら現在地はインドである
インドで日本製ノートパソコンなんて売られてないのであり、そういうわけで新しいノートパソコンのバッテリーを手に入れるとしたら日本から新品を買って国際郵便してもらうしかない
けどバッテリーは火災の危険があるので郵便制限には厳しいようだ
汎用のノートパソコン用モバイルバッテリーというジャンルもあるがデカく重く高いのしかなく心が動かされない
幸いにというべきか、貧しいインドでは電気製品が壊れたら修理屋さんに持ち込んで直してもらう文化がであり、そういうショップがあちこちにあった
というわけで、ダメでもともとどうせ壊れてるんだしの精神で修理屋さんへノートパソコンを持ち込んでみた
店はGoogleマップで「Laptop repair」とでも売ったら周囲に何店舗も出てきた、まぁこの手の店は田舎でも見てきた
今滞在している250万都市ナグプールならそらなん店舗もあるか
口コミが多くて評判高くて近所という条件で適当に見繕って行ってみた
にしても便利な時代である、店は近くにあったものの路地裏にある小さなリペアショップだった
もしGoogle Mapsがなかったらたどり着けなかったし、他の離れた店に行ってたことであろう
さて、店に入るかとドアを開こうとしたら鍵がかかってる
電気が付いてるものの、ガラス張りの向こうは無人だ
隣に入居してる製粉屋の親父を見ると、今はいないよと身振り手振りで教えてくれた
なんとなくインドだなと思いつつ、少し周囲を散歩してから日没後に来たら今度は開いていたので店に入った
バッテリー突然死の原因はセルでなく電気回路
店に入ってデスクに座るオーナーに片言の英語と身振り手振りで「バッテリーが死んでで電源なしじゃ起動できない、どうにか修理できないか」と伝える、幸いにも英語は通じた
小さい店ながら内装はそれなりに小綺麗だし、僕みたいな無職ニートとは違って学のある人がやってるのかも
さて、日本製のノートパソコンということもあるのか、あまり修理には乗り気じゃないようで、ノートパソコンのバッテリーを一度は見るがスマートフォンで型番を検索したあと通販ページを見せて「これを買いなさい」と中国アリババのサイトを見せてきた、たぶん国際運送
いや~、それが面倒くさいから(主に特に時間的な理由で)修理できないかなと店に持ち込んでみたのですよ
ダメ元だったけど駄目な方だったかな~と思いつつ、もうちょい頼み込んで「電池のセル交換すれば直らないか!?」って日本語のセル交換してるサイトの画像を見せてみる
そうするとバッテリーの殻割りを始めてくれた、とりあえず見てくれるっぽい
そしてテスターを使ってチェックしてくれる、お!これはワンチャンあって直る法だったかなと思いつつ見守ってるとやはり駄目だと言われた
テスターの反応を見せてくれたが電池(セル)は生きてるらしいのだけど、ノートパソコンと繋がるべき部分の回路が死んでるっぽく動かない
▲この部分から電流電圧の反応がなかった
思えば、バッテリー駆動が数時間くらい問題なくできていたのが急に何故か5分くらいしか動かなくなり、どうしたんだろと思ってたら突然気味に完全死亡したので、やはり電池(セル)ではなく、回路方面が死んでるのだろうな~
多分、電池(セル)だったら緩やか~に動かなくなって死んでいったはず
結局、どうしようもないらしく「新しいバッテリー買った方がいいよ~、他のパソコン(たぶんインドで売られてるようなのだろう)なら治せるんだけどね~」って話てた
まぁ仕方がないのでお礼を言ってから退店した、そのときヒンドゥー語で「ダンニャワード」と言ったら喜んでくれた
フィリピンなど、この手の修理は修理不可の場合でも見てもらうだけで料金を設定していて取られることもあるのだけど、インドのこの店では無料だった、感謝
殻割り(分解)してバッテリー内部を自分でもチェックしてみる
バッテリーランプ赤色点滅はバッテリーパックか充電回路異常のサイン
帰ってから改めてバッテリーを繋いで、ノートパソコンを確認していたら電源ランプが赤く点滅していた
ふと思い立って何かの異常のサインか調べてみたら
バッテリーパックまた充電回路が正しく動作していない状態です
とのことだった
引用:よくある質問 No.001516 バッテリーランプの点灯状況は、それぞれどのような意味があるのか教えてください。| パナソニック パソコンサポート
Panasonic Let’snoteのリコール品のバッテリーは2014年製
家で改めてセル割りの儀式をしてみる
店でどうやるか見てたし、すでに一度割られたあとのバッテリーだったのでマイナスドライバーを突っ込んでやるとすんなり開いた
バッテリーの蓋裏側には「2014年11月16日」と書かれてある
僕が買ったのは2016年のお正月に秋葉原のジャンク屋でなので、CF-S10の販売年が2011年春モデルの2月ということも考えるとやはり比較的、新しいバッテリーだった
バッテリーセル(電池)はパナソニック製のメイドインジャパン
バッテリーをよく見るとNCR18650Bと書かれている
共通部品である18650電池なので、やはり電池(セル)でのトラブルであったのなら、ここを交換して修理が可能であったはず・・・
誇らしげにMade in Japanと書かれていてまだ生きてるのに使えないのはなんだかもったいないな
型番のNCR18650BをGoogle検索したらパナソニック製電池という情報が出てきた、サンヨーのエネループの執念がここに詰まっていたりするのだろうか
電池容量は3400mah、重量は48.5gで偽物も出回ってるらしい
ノートパソコンと端子の接続が悪いんじゃないかとフーフーしてから角度を掛けて工夫して頑張ってみたが駄目だった
ファミコンやスーファミみたいにはいかないか~
電池(セル)だけの重量は416g
電池(セル)と端子回路部分の重量を測ったら416gあった
自転車旅行には不要な重さである
とはいえ、まだ生きてて使える日本製18650電池を捨てるのはもったいないなぁ
共通規格なので中華製ライトとか、何処かで何か使いみちはあるはずなんだが現状何も思いつかないしどうしましょ
CF-S10には今まで使ってた標準バッテリーの他に、駆動時間が半分になる代わりに軽い軽量バッテリーが売られてるけど、電池(セル)が半分になってるのかな
殻割りしたガワだけの重量は40g
プラスチック製の外側だけを測ったら40gあった
ノートパソコンの裏側バッテリー部がスカスカになるのも強度的に不安だし、置き心地、握り心地も悪くなるのでガワだけをレッツノートに戻して再装着した
ノートパソコンを手に持ってごろ寝PCをしてみると楽になった、これだけでだいぶ軽くなったように感じる
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