やるドラシリーズのサンパギータの舞台探訪をしてきました
舞台は主に渋谷近辺なのですが、3つのGOOD END(手紙、再開、永遠に)のラストではヒロイン、マリアの故郷であるフィリピン、マニラへと舞台が移ります
現地マニラへ行って舞台を調査、探訪してきました
そのときのことをブログへ記事として記録しておこうと思います
治安の悪い場所もありますので、もし舞台探訪をされる方はご自身の責任において注意してされてください
私個人の意見としてはトンド地区へ行くのは治安上の理由から非推奨です(一人で行ってきた私が言うのもなんですか、だからこその意見として)
どうしても行かれたい方は現地の旅行会社などに相談し、観光ガイドとして信頼できるトンドに詳しい現地の人などを雇って付添してもらうのが良いと考えます
フィリピン・マニラ
ニノイ・アキノ国際空港ターミナル2
グッドエンド1の「手紙」にて主人公が降り立つフィリピン、マニラの入り口、ニノイ・アキノ国際空港
別名「世界最悪の空港」と呼ばれすこぶる評判が悪いです
2011年から2013年まで、Sleeping in Airportsの国際空港に関する利用者投票で「世界最悪空港ワースト1位」を3年連続で獲得している。ハード面に関しては、1981年の竣工後30年以上経過した第1空港ターミナルビルが槍玉に挙げられ、施工と保守管理の悪さ(動かないエスカレーターやエレベーター)もあって陳腐化が激しく、椅子の少なさ、建物の雨漏り、臭気が漂い水が流れない公衆便所などが悪評価の対象となった。また、ソフト面に関しては、入国審査係員の賄賂要求対応、ポーターやタクシー運転手の法外なぼったくり、強盗などが指摘されており、官民揃って空港の評判を落としている
嘘か真か、僕がマニラに滞在してたときも空港周辺ではタクシーを狙った強盗が出るから気をつけろという話を聞きました
サンパギータ内で出てくるのは第2ターミナルですが、ここはフィリピンを代表するフラッグ・キャリア、フィリピン航空専用の発着場なようです
なのでそれ以外の航空会社を利用する場合は第2ターミナル以外になります
ターミナル間の移動はたぶん、結構な手間になると思います
また、上に書いたように治安が悪いからか空港ではパスポート、航空券のチェックがあります
これがなければターミナル内へ入ることができません、もし所持してない場合、セキュリティとトラブルになる可能性も少ないながらあると思うのでお気をつけください
以上のように第2ターミナルを使うフィリピン航空に乗るのが舞台探訪する上でベストですが、そこはチケットの値段や飛行機の時間と相談でしょうか
デザインは同じですが一致した構図で写真を取ろうとしても無理でした
背景と同じく壁がガラス張りになっています
中菲親善門
日本ではフィリピンの漢字に比を当てますが、中国語では非に草冠をつけた菲の文字が当てられています
マニラ、中華街ではこの漢字をあちこちで見かけました
見慣れない漢字ですが調べたら日本語にも存在するようです(「菲」の書き方 – 漢字の正しい書き順(筆順))
後ろに大きなビルがありますがサンパギータ販売後に新しく出来たものでしょうか
それ以外はかなり一致度が高いです
中菲親善門近くの橋では子どもたちが川に飛び込んで遊んでました、フィリピンだなあって印象です
リサール公園(暫定)
グッドエンド1「手紙」にて上のニノイ・アキノ国際空港に到着したあと、下のトンド地区へ行く途中に通ったと思われる公園です
リサール公園がモデルになっているかは自信がないのですが、記録に残しておく意味でも暫定ということで書いておきます
私なりにマニラをあちこち調べたつもりですが、自信を持って下の背景で舞台だと言えるところはありませんでした
サンパギータは10年以上の前のゲームですので舞台が既になくなってしまっている可能性も高いです
背景についてもそこまで完璧に一致させようしてる作品でもないので存在してない、もしく参考程度にしかしてないということもあると思います
ただニノイ・アキノ国際空港に到着したあと向かった、下のトンド地区の間にある大きな公園というと、このリサール公園で主人公が作中で通った経路という意味では一致してるんですよね
大きく印象的なモニュメントが公園に出てきましたが同じものはありませんでした
敷いて言うなら上のモニュメントが似てるかなと思いました
ミクロで見るとアジアらしいカオスで混沌としたマニラなのですが
海側からマクロで見ると、とても美しい街のように見えますね
大きな船が見える公園を探して、海沿いをあちこち走り回りましたが見つからず
リサール公園は海の近くにはありますが、海沿いってわけじゃあなく一区画離れてるんですよね
その一区画先に昔はサンパギータで出てきたような場所が存在した可能性もありますし、今はもうなくなっちゃったんじゃないかとも妄想出来るのですが確かめようがないです
ちなみに日本庭園がリサール公園内にはあります
ガンプラを裸足で猫と一緒に何故か作ってる人
オタサーの姫とその親衛隊みたいな人たちが撮影してました
オタクは何処の国でもオタクで変わんないだなって思いました
撮影を私もお願いしてさせてもらいました
何かのアニメやゲームのキャラクターでしょうか?分かる人がいたら教えて下さい
和装チックな服装ですよね
日本庭園という名前ですが日本人の私からみたらそれほど日本チックな庭園では残念ながらなかったです
入場料が取られるとネットで調べたら書いてるところもありましたが、今は無料になったようで簡単に入れました
けどその分メンテンスされてない庭園だなあって印象です
バス停
リサール公園横にあったバス停
このようなデザインのバス停はマニラ複数箇所で見かけました
リサール公園横にもあったのでここに書いておきます
作中ではサンパギータ売りのマリア、ボーイたちが寝泊まりしてる場所でした
実際にも浮浪者の生活スペースになってました
サンパギータを売り歩いている子どもたちもマニラには本当にいて度々、出会いました
トンド地区
ヒロインのマリアが生まれ育った街、トンド地区
トンドという名前は漢字だと東都、かつて中国人がこの地に作った国名が由来だそうです
別名「スモーキー・マウンテン」と呼ばれ、世界的なスラム街として、スカベンジャーと呼ばれる人たち、子どもたちがゴミ山を漁る場所として有名でした
特に昔はなお有名だったそうで、サンパギータはその頃の影響を受けた作品なのでしょうか
当時の風潮みたいなのを私はよく知らないので詳しい方がいたら教えて下さい
悪評からフィリピン政府は改善策としてパヤタス・ダンプサイト(スモーキー・バレー)と呼ばれる場所へゴミ山を移動させたそうです
ただそれは、モノを左から右へ移しただけで根本的な解決になっていません
トンドの悪名はそれでも薄らいだそうです
しかし私が実際に見た感想としては、トンド地区にはゴミを積んだ車両が大量に集まっており、町中はゴミで今でも溢れかえってました
以前よりはこれでも改善されたのでしょうか
ゴミ山を移動したといっても、ごみ漁りをしなければ生計を立てられない人たちがそこに居たわけで、それがなければ生きていけません
スモーキー・バレーへトンドから仕事を求めて移住した人たちもいたそうです
これはなんともなな話なのですが、僕も東京に住んでいたときに都心部の公園などに住んでいたホームレスを行政が荒川河川敷などの郊外で追い出してたような印象を持っていたので、なんだかなと考えさせられました
サンパギータの舞台探訪としてゲームの背景を貼り付けておきますが、具体的にどこそこがモデルとなったという場所ではなくイメージが使われのだと思うので下は旅行記的な記録としてお読みください
トンド地区の入り口「BRGY105 ハッピーランド 」
幸せの土地と夢の島的な皮肉があります
このHappyは現地のビサヤ語「Hapilan」のことでゴミ捨て場という意味だそうです
トンド地区で遊んでいる子供たち、とってもフレンドリーです
人が集まって闘鶏が行われてました
非公式に行われてる闇ギャンブルなのだそうですが、警察も見て見ぬ振りをしてるそうです
声をかけられてお酒や食事を貰いました
英語が話せる方だったのでトンド地区の話をいろいろと教えていただきました
右の建物がゴソッとなくなってますが、私が訪れた一週間ほど前に火事が起きて焼けてしまったそうです
フィリピンではインフラがに複雑に入り組んでて電線も蜘蛛の糸のよう絡まっています
それが建物の発火原因になって火事になることが多いそうです
ビニールシートを天井に、ベニヤ板を壁に火災跡地で生活してる人たち
家を立て直そうと頑張ってる人たちもいましたが、復旧にはまだ遠そうでした
街の中にゴミがあるというより、ゴミの中に街があるかのよう
子どもたちはそれでも朗らかです
大人にも写真撮ってと言われたり、お酒にまた誘われたり
平和そうですがデータ上はトンドの治安は悪いそうです
NGO団体の施設
ボランティアで来ている西洋人や韓国人の人らを何人か見かけました
足の踏み場がゴミで埋め尽くされてますが、子どもたちがスコップでそのゴミを掘り返してます、何かあるのでしょうか
トンド地区ではマクドナルドなどの生ゴミをよく見かけます
生ゴミもトンド地区内では食料として彼らに再利用していて、パクパクという名前で流通してるそうです
エアーホッケー的なゲーム、たぶんハンドメイド
廃墟のように見えますが人が住んでます
米国旗が見えますがかつて何のための建物だったんでしょうか
スクワッター(無断居住者・不法占拠者)と呼ばれる人々かと思います
彼らはトンド地区だけでなくマニラ市内のあちこちで見かけました
木の上、塀の上のような都市の死角にある狭いスペースを有効利用して生活してる人たちもいました
GOOD END2ではマリアも日傘をさして歩いてましたね
後ろに見える車は日本車の中古でしょう
サンパギータ内でのトンド地区の描写は実際よりも抑えられてるように感じました
カリエド駅(チャイナタウン)
カリエド駅(Carriedo LRT Station)がカットのいくつかのモデルになっていると思われます
カリエド駅のあるリザル通りは空がLRT(モノレール)の高架で覆われてます
マニラ市内を走っているモノレール駅です
どれも似たような外観なので確証は持てませんが、カリエド駅に似てるようにも見えます(上の写真のアングルが悪いです)
ただ実際のカリエド駅はもっと窮屈で狭いスペースに建てられてますね
カリエド駅周辺はチャイナタウンと呼ばれる繁華街になっています
駅から少し歩いたところに傘をさしながら魚など生鮮食品を露店売りしているマーケットがあります
ジープニー
フィリピン唯一の国産車とも呼ばれるジープニー
庶民の足として街のあちこちを走っています
マニラにはモノレールもあるのですが日本のように路線が充実してないばかりか、テロ対策なのか乗るたびに入り口で荷物チェックされて不便です
一方、ジープニーはどこでも乗り降りさせてくれて安価です
それ故に道路を縦横無尽に走るので慢性的な渋滞の原因になってるわけですが・・・
ジープニーのルーツは第二次世界大戦後に米軍が置いていったジープにあるのだそうです
特徴的なこのボディはフィリピン製造だそうで、それに日本製のエンジンなどをミックスしたニコイチの車両みたいです
Enchanted Kingdom(暫定)
GOOD END1「手紙」ラストで出てきたBOON BOON(ブン・ナ・ブン)というクリスマスのお祭りは存在しないようです
マニラ郊外にEnchanted Kingdomという名前のアミューズメントパークがあるそうです
ジェットコースターも観覧車もあるので、このシーンはここがモデルじゃないかと考えてます、未探訪
マニラの夕日
海沿いから落ちる夕日を舞台を探してるときに見ました、とても美しかったです
渋谷
渋谷警察署
GOOD END2「再開」にて主人公が警察へ出頭するために行った場所
日本の分は以前にも記事していたのですが、まとめなおしていたらこの背景に気づいたのでここに書いておきます
おまけ:攻殻機動隊
攻殻機動隊のトグサに見える、同じ士郎正宗のキャラクターデザインだけどさ
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