ジブリの「魔女の宅急便」の舞台だと噂されているオーストラリア、タスマニア州ロスという村にあるパン屋さん、ロスベーカリーに舞台探訪してきたので、その時のことを記録としてここに書き残しておこうかと思います
聖地巡礼というカテゴリーとして、ここに書き残しておきますが私見を述べれば、ここは魔女の宅急便のモデルになった場所ではないなと考えてます(理由は下で書いていきます)
@なので、舞台探訪アーカイブには登録しないつもりです
ジブリは作品のモデルとなったと公認している場所はいくつかあるけれど、それ以外にも非公認にモデルだと自称して観光の謳い文句とかで宣伝されている場所がいくつもあります、これもジブリの人気ゆえなのかな
例えば魔女の宅急便のケースだとジブリ公式サイトより公認してる場所は以下のみ
魔女の宅急便
スウェーデンのストックホルム、バルト海のゴトランド島ヴィスビーの町
というわけでこの、オーストラリア、タスマニア島の田舎、ロスの村は含まれてません
近年人気の海外、台湾を観光された方なら一度は聞いたことがあるだろう千と千尋の神隠しのモデルとよく紹介されてる有名観光地、九份も入っていません
九份は台湾のテレビに宮崎駿監督本人がインタビューされたときにモデルだというのを認めてないんですよね、そういう意味で言ったもん勝ち感がなきにしもあらず
実際に行った感想としては、ここもそんな中の一つだと感じました
この村のロスベーカリーは魔女の宅急便の舞台だというのが売りの一つになっていてオーストラリアのローカル新聞や豪州以外の海外の情報誌でも取り上げられたりしています
海外からこの小さな村のパン屋さんへ来ている外国人旅行者とも実際に何組か出会いました
ただ有名観光地がついでのようにジブリ作品の舞台を自称してるケースもありますが、ここはタスマニア島の小さな田舎の村で観光資源もあまりなさそうな場所なんですよ
タスマニア島の出入り口デボンポートと州都ホバートの幹線道路沿いにあるので寄り道するのが簡単というのはあると思うんですけど、それでも素通りしておかしくなさそうな場所に外国人旅行者がわざわざ来てる
その理由ってどんな経緯からかジブリの魔女の宅急便の舞台だなんて噂になっているからですよね
海外でジャパニメーションの舞台探訪によって賑わってる場所があるという状況、これは九份もですけどなかなか面白いよなと思ったり
オーストラリア国・タスマニア州・ロス(Ross)
ロスベーカリー
外観
▲ロスベーカリー全景
右の小さな建物がパン屋さん、左の宿になっていて「キキの部屋」と呼ばれています、今回は泊まりませんでした
▲パン屋さんの玄関
入り口には魔女の宅急便のキキの絵と、英語だけでなく、日本語、中国語、韓国語と多言語でようこそと書かれています
下には
「ここは宮崎駿監督が魔女の宅急便宅急便(英語名:Kiki`s Delivery Service)のインスピレーションを受けた場所だと多くに信じられています。私達はそれが真実かは知らないがあなたはどう思いますか?」
と書かれてます
たびたび観光旅行情報誌でモデルとして紹介されてるようでなのですが、店そのものとしてはこのような曖昧な立場を取ってます
オーストラリアは新しい国ですが、それでも1860年頃から営業してるパン屋さんってなんだかすごいですよね(Circaってなんだと思ったらラテン語でした、何故、慣習?)
▲営業日
週6日営業で火曜日は休み
僕が訪れたのがちょうどでその火曜日だったので空いてませんでした・・・
でしたので、この村で一泊することにしました
ちなみにこうして店の前でウロチョロしてる間にも、そう長い時間ではなかったのですが二台車が停まりました
どちらも、たぶん中国人観光客
▲看板、小さな村でもWi-Fiあり
▲反対側は宿の看板
というわけでここからは二日目
魔女の宅急便の舞台と噂されてるってのを知らなければ、外観は普通の村のパン屋さんですよね
▲営業してるとこんな感じ
店の前は営業してるとテラスになっています
宿側の入り口は営業してるとこんな感じ、なんだかワクワクしてきますね
内観
▲内部
ここは販売スペースで左手奥のドアにもイートインスペースがあります
壁を見ると外国らしいリアル感のあるキキとジジの絵がかけられてます
キキのコスプレをしてパンを焼く店主
オーナーの漢気ぃぃぃいいいいい!!!!!!!!!!!!
上はローカル紙、下は台湾の新聞のようでした
店内奥のイートインスペース狭いです
聖地巡礼者ノートが置いてます
日本でも木崎湖とか何箇所かでこういうノートを見たことがありますが今でもあるのかな、今はなんでもインターネットの時代だしな
日本語、中国語、韓国語、英語とこのノートもマルチリンガルでしたが、中国語が多かったような気がします
▲世界各地のファンからメッセージ
なんか良いですよね、こういうの
心があたたまるというか
店内のモニターにもキキと、隣の宿のキキの部屋が映し出されてました
ローカルっぽい人たちもチラホラ来てまして、店の前のテラスは気づいたら満席になってました
▲店のメニュー
▲パニーニがおすすめ品なのかな
▲出入り口の裏には日本語で「まいどおおきに」とありました
せっかくなのでパンを買ってみました
値段は6豪ドルで約500円
普通に良いパンだと思います、焼き立て?
感想
さて舞台探訪者的には肝心の聖地としての評価なんですが、そこはあまり似てるとは思わないんですよね
ただ普通に良い場所だなと思いました
ロスの村並み
以下はただの旅行記、雑談タイム
村を散策したときの写真を貼り付けておこうかと思います
▲村のメインストーリー
村の家は見えてる範囲にだいたいあると思う
▲ポスト・オフィス
他の店も素敵です
▲ガソリンスタンドも趣があります
▲ホテルも雰囲気があります
▲教会
▲そこら辺を野うさぎが跳ねてます
▲タスマニアウールセンター
村の主要産業は羊毛らしいです
無料の博物館がありました
▲羊の剥製
▲展示はなかなか充実してます
▲羊毛を精製していく過程
▲でかい羊
▲売店
村の羊毛を使ったグッズがごまんと売られてました
▲羊毛のコンテストで受賞したトロフィー
村のウールは世界的にも一級の品質的なことが書いてあった気がします
これでもかと羊毛の展示品もありましたし、なんというかさすが
▲村の郊外
なんにもな?い、というか人より羊のほうが多いんだろうな
というわけで舞台探訪的にはイマイチでも、普通に良い場所出し楽しかったので機会があれば皆さん一度は行かれてみてはいかがでしょうか
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