2012年10月12日に長野県南佐久郡小海町に行ってきました
理由は新海誠展が開催されていたため、東京から在来線を使ってゆっくりとした一泊二日の旅行でした
そして、小海町は新海誠先生の生まれ育った町であり、先生が制作された地方紙・信濃毎日新聞のCMの風景が使われている場所でもあります(ちなみに星を追う子どもの風景のモデルにもなってます)
当時、小海町に行った際にそのCMの舞台探訪もしてきましたのでそのときのことを記録して置こうかと思います
線路沿いの風景
新海誠展では秒速5センチメートルなどの絵コンテ
そして背景製作に使用した参考資料(そう舞台の写真が)も展示されてました
その中には信濃毎日新聞CM製作時にロケハンした際の小海町の写真も混ざってました
舞台探訪と制作資料の閲覧が同日に出来るとは聖地巡礼者として、なんとも嬉しいことです
少女が立ち止まっているシーンの背景
CMでは電車はトンネルの中に入ってしまってますが、嘘が混ざっていて本当はトンネルは存在しません
新海誠展では参考資料にしたここで女性が自転車に乗った風景写真が飾られてました
この向こうから手前に自転車が入ってきています
作中では家屋はなく田んぼになっていましたが、ロケハン時の写真にこの風景が混ざっていたので道路かなにか参考にしたのかもしれません
線路上よりトンネルがあるはずの方を見た風景
ちなみに田舎のローカル線なので1時間に一本電車があるかどうかみたいな場所です
なので、線路に入っても注意さえしてれば問題なし
上の線路を横道から見た構図です
この風景もロケハン時の写真に混ざっていたので上げておきます
上野の場所をもっと遠く、横から見た風景です
トンネルはないですが土砂崩れ対策の補強工事がされてますね
地図
以上の場所は小海駅と隣の馬流駅の間になります
トンネルの場所
上記の場所にトンネルはありませんでしたが、ロケハン時の参考資料にトンネルが写っていました
小海町を探訪したときは何処か分かりませんでした、後から調べたところどうもここのトンネルを参考にして製作しているようです
小海駅
立派な駅舎、小海線の中、このあたりでは大きな集落みたいです
路線ホームと電車
何かよく分からない萌えキャラがいました、どうも小海線のマスコットキャラクターらしいです
おまけ:小海町高原美術館・新海誠展の様子
新海誠展を開催している小海町高原美術館は町の高台にありました
小海駅前からバスに乗り向かいます
なんとも今の日本の田舎っぽいというか、バスの中はご老人ばかりでした
平日だからか、展示を見にわざわざ来てるのも自分だけでした
君の名はでヒットした今なら、もっと人が押し寄せるのでしょうか
町の美術館は町並みにそぐわないような立派なものでした
チケットの写真
個展のポスター・表
裏
故郷に錦をかざってますねぇ、先生
昔はエロゲー(minoriの)のオープニングムービー作ったりしてたのに
当時からとっても新海誠クオリティ
Wind – a breath of heart -は主人公に顔があって驚いたような覚えがある
今となってはCGとかで主人公の顔が出てくるのは普通のことなのだけども、当時は珍しかった気がする
山の間にある美しい場所でした
おまけ:秩父事件本陣跡
ここ小海町は秩父事件と縁のある場所だそうです、全然知らなかったけど
秩父事件(ちちぶじけん)は、1884年(明治17年)10月31日から11月9日にかけて、埼玉県秩父郡の農民が政府に対して負債の延納、雑税の減少などを求めて起こした武装蜂起事件。隣接する群馬県・長野県の町村にも波及し、数千人規模の一大騒動となった。自由民権運動の影響下に発生した、いわゆる「激化事件」の代表例ともされてきた。
馬流駅ホームにある、秩父事件戦死者の墓への案内
諏訪神社
秩父事件戦死者の墓
本陣もここに置いてあったそうで、秩父事件本陣跡の家屋
本陣と行っても敗走した末に辿り着いた場所みたいだけど
個人宅なんですかね、なんというか、大らかですね
入口には来訪者ノートが置いてありました
こんなところ人なんか来るのかなって思ったけど、歴史好きの個人・団体がたびたび来てるようで驚きました
小海町はよく言うと山間にある長閑で美しい町、悪くいうと過疎が進んだ現代日本の田舎町なのですが、不思議と古い家屋が残ってる町でもありました
こういったいつからあるのか分からない土蔵っぽい建築物とかいくつもありました
地図
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